2016年5月14日00時55分
大阪府吹田市のアパートで乳児の遺体が見つかった事件で、大阪府警は13日、遺体を自宅に放置したとして、無職白土(しらつち)憲昭容疑者(42)と妻の勇気(ゆうき)容疑者(37)=いずれも同市片山町4丁目=を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。
捜査1課によると、2人は2012年5月ごろ生まれた乳児の遺体を衣装ケース内に隠し、14年12月~今年5月、埋葬せずに現在のアパートに放置した疑いがある。遺体は12日に見つかった。ほぼ白骨化しており、司法解剖でも死因はわからなかったという。
勇気容疑者は調べに対し、「自宅で出産したが母乳を飲まず、数日後に動かなくなった」、憲昭容疑者は「毛布にくるんだ遺体を衣装ケースに入れ、土をかぶせた」と供述。2人とも「お金に困っていたので、埋葬できなかった」と話しているという。府警は12日に、同居する長女(16)への傷害容疑で憲昭容疑者を逮捕していた。
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朝日新聞社会部
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