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【大リーグ】

マエケン、投手に2発食らった 6回途中4失点で2敗目

2016年5月13日 紙面から

5回、投手のシンダーガード(左)に3ランを浴び、がっくり肩を落とす前田(社英夫撮影)

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◇メッツ4−3ドジャース

 【ロサンゼルス穐村賢】大リーグは11日、各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(28)は当地でのメッツ戦で5イニング0/3を6安打4失点と打たれ、2敗目(3勝)を喫した。相手投手のシンダーガードに打たれた2本の本塁打がすべての失点に。3回に先制ソロ、5回には逆転3ランを打たれた。自己最短の降板で、4失点は最多タイとなった。

 まさかの相手に浴びた2打席連続弾に、前田もぼうぜんと立ち尽くすしかなかった。1点リードの5回。制球を乱して自らの四死球で無死一、二塁のピンチを招くと、打席には第1打席で先制弾を献上した投手のシンダーガード。犠打を試みた相手を2−2と追い込んだが、その5球目に予想だにしない悲劇が待っていた。

 「バントの場面だったんで、しっかりと投げきれなかった」。心に迷いが生じた外角低めのスライダーを豪快に振り抜かれると、投手が放ったとは思えないような逆方向への飛球が左中間スタンドへ。打球がフェンスを越えると、マウンド上の前田も首をかしげてうなだれるしかできなかった。

 この日の4失点はいずれもシンダーガードに浴びた2本の本塁打。広島に在籍した昨年まで、プロでは投手に本塁打を打たれたことがなかった。メジャーでのデビュー戦は自ら本塁打も放ち、初勝利をつかんだが、今回は相手投手に痛恨の2発を食らった。試合後も硬い表情を崩さなかった前田は「自分にとって後悔の多い結果。悔いの残る登板になってしまった。結果がすべて」と一切の言い訳はなし。5イニング0/3での降板もメジャー移籍後最短となった。

 4月23日のロッキーズ戦から3戦連続で勝ち星から遠ざかっており、前田も「粘ってチームが勝てるように投げていくことがベスト。今日はそれができなかった。うまく切り替えて次の登板に向かうしかない」と必死に前を向いた。

 

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