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【プロ野球】

ヤクルトは連夜の逆転劇 坂口14年目で初のサヨナラ

2016年5月13日 紙面から

10回裏1死三塁、サヨナラの中犠飛を放ち、ナインの祝福を受ける坂口(中央)=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇ヤクルト4−3広島

 ヤクルトが延長の末に逆転勝ちした。1−3の7回にバレンティンがソロ。8回に代走比屋根の2盗塁で1死一、三塁として川端の内野ゴロで追い付き、延長10回に坂口がサヨナラ犠飛を放った。広島は救援陣が誤算だった。

 連夜の『ネバネバ』ツバメ返し。ヤクルトは2試合連続で逆転勝利を収めた。最後を飾ったのは坂口。延長10回1死三塁から中犠飛を放ち、プロ14年目で初めてサヨナラのヒーローになった。

 東京音頭の合唱の中「フライが浅くて『やってもうた』と思ったけど、しっかり走ってくれたムーチョ(三走の中村)とヒーヤン(比屋根)のおかげ」と笑顔。オリックスを自由契約になり今季から移籍した新天地で、レギュラーと居場所をつかんだ。

 前日(11日)同様、1回に先制を許しながらも、投手陣が粘りの投球で追加点を許さず、ネバーギブアップの野手陣が終盤に爆発した。8回から反撃が始まったのも前日と同じ。1死一塁で代走に出た比屋根が二盗&三盗を決め、チャンスを拡大。「三木コーチから『三盗は200%じゃなきゃ行っちゃダメ』と言われていたが、グッチさん(坂口)があれだけ粘って見せてくれたので、自信を持ってスタートを切れた」と、11球粘って四球を勝ち取った坂口の8球目に二盗、続く川端の初球で三盗を決め、土壇場で同点の生還を果たした。

 比屋根は10回にも無死二塁から犠打を決め、サヨナラのお膳立てをした。伏兵の活躍で苦手広島に連勝し、5月3日以来の勝率5割&4位に復帰。上昇気流に乗りそうな価値あるサヨナラ勝ちだ。(竹村和佳子)

 

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