吉田純哉、根津弥
2016年5月13日17時48分
J1広島の新スタジアム建設地を巡り、クラブと行政の意見が割れている。広島港に近い「広島みなと公園」を推す広島県や広島市などに対し、クラブは今年3月、市中心部の「旧広島市民球場跡地」での独自案を発表。事業費の試算などで両者は食い違う。行政側は当初3月中に方向性を決めるとしていたが、先送りされたままだ。
市郊外にある現本拠エディオンスタジアム広島は観客席の大部分が屋根に覆われていないなど、Jリーグの基準を一部満たしていない。2013年にクラブからの要望もあり発足した有識者による検討協議会は14年11月、候補地を球場跡地とみなと公園の2カ所に絞った。
県と市、広島商工会議所で作る作業部会は昨年7月、収容人員を国際試合の誘致を見越して3万人とし、3者のトップ会談で事業費などの観点からみなと公園優位とした。総事業費はみなと公園(10ヘクタール)は180億円、球場跡地(3・9ヘクタール)は260億円と見積もっている。
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