兵庫県のニュース
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留学生死亡 懲役10年求刑
去年5月、兵庫県西宮市で、韓国人留学生の女性に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた韓国人の男の裁判員裁判で、検察は「一方的で執ような暴力をふるい、反省の様子も全く見られない」などと指摘し懲役10年を求刑しました。
韓国人で無職のキム・ヒョンジェ被告(31)は、去年5月、西宮市松生町のアパートで、韓国からの留学生で同居していたチョ・ウナさん(当時23)の腹や胸を殴るなどの暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。
12日の裁判員裁判で検察は、「当時、アパートの部屋には被告と別の同居人しかおらず、ほかの人物が侵入した様子はなかった。被告の右手の甲には赤くはれあがった痕があり、別の同居人には暴行をふるったような跡はみられなかった。被告が暴行を加えたのは明らかだ」などと指摘しました。
その上で、「一方的で激しく執ような暴行をふるい、反省の様子も全く見られない」としてキム被告に懲役10年を求刑しました。
これに対し弁護士は「別の同居人が法廷で証言し、『被告は暴行をふるっていない』と断言していて、検察官の主張には合理的な疑いが残る」などと改めて無罪を主張しました。
審理は、この日で終わり、判決は今月23日に言い渡されます。
05月12日 18時28分