ALS患者出席できず…委員長が陳謝
衆院厚生労働委員会であった、障害者総合支援法改正案の参考人質疑に、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性患者が出席できなかった問題で、渡辺博道委員長は12日、国会内で記者会見を開き「大変申し訳なかった。委員会としてこれからしっかりとした対応をしたい」と陳謝した。
民進党が男性を参考人に招致しようとしたが、与野党協議の結果、実現しなかった。民進党は与党の対応を批判し、与党も反論するなど主張には隔たりがある。渡辺氏は「障害を持っている方のコミュニケーションをどうするかが問われていると思う。しっかりと見る必要があった」と述べ、対応策を検討する考えを示した。【阿部亮介】