2016.05.12 Thu posted at 17:01 JST
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(CNN) 世界最大の航空機であるアントノフ225型機がこのほど、チェコの首都プラハの空港に着陸し、多数の航空ファンらが見物のため詰め掛けた。
「ムリーヤ」として呼ばれるウクライナの輸送機として、重量130トンの発電機をプラハのバツラフ・ハベル空港で積み、オーストラリア西部のパースへ向かう飛行の途次に到着した。1年に1、2度しか輸送業務に就かない同機の飛行や離着陸を目撃出来る機会は極めて少ないとされる。
プラハを飛び立った後、トルクメニスタン、インド、マレーシアを経由してパースに着陸する3大陸上空を通過する珍しい長距離飛行ともなっている。
225型機は1980年代に開発されたもので、機体上部に旧ソ連のスペースシャトルを載せるのが主要な目的だった。シャトル事業が終了後は輸送機として使われている。
エンジン6基を積む同機の翼幅は約88メートル、最大離陸重量は640トン。2004年にはウズベキスタン向けに重さ247トンの送油管を積み込んで飛行する搭載荷物の重量での世界記録を樹立していた。荷物の搬入口は開閉する機首部分で、独特のH字形の尾翼も航空ファンに気に入られている。
ムリーヤの乗員は6人で、パースからは飛行の拠点があるウクライナの首都キエフに戻る予定となっている。
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