Appleが発表した新しいMacBookは、第6世代Core Mを採用し、バッテリー駆動時間の延長やSSDの高速化など性能を強化。Retinaディスプレイを搭載するモバイルノートとして順当にバージョンアップしています。
旧モデルと比較して見た目で分かる違いは、カラーバリエーションにローズゴールドが追加されたことです。最近はローズゴールドモデルが発表されるたびに「かわいい」とSNSで注目を集め、それがネットニュースに取り上げられるほど。新色がこれほど話題になるメーカーは今Apple以外にパッと思い浮かびません。iPhone 6sにおける最大の発明は3D TouchでもLive Photosでもなく、ローズゴールドだったのかもしれませんね。
そんな愛されカラーのローズゴールドがついにMacシリーズにも誕生したわけですが、iPhoneやiPadのローズゴールドモデルとは、ある決定的な違いがあります。それは「ローズゴールド×ブラックの組み合わせである」ということ。
たったそれだけ? いえいえ、これが大きな違いなのです。ご存じの通りiPhone 6sやSE、iPad Proは、ベゼルに白、ホームボタンの縁取りにはローズゴールドが使われています。
ピンク×ホワイトは上品で清楚なイメージを演出できますが、同時にガーリーな印象が強く、男性にとっては手を出しづらい組み合わせでもあります。Appleのローズゴールドは甘さを控えており、角度によって色の見え方も変わるのでそれほど心配いりませんが、男性がローズゴールドモデルを選んでも大丈夫かどうかと当初は話題になりました。Googleで「ローズゴールド」を検索すると、サジェストで「ローズゴールド 男」と表示されるほどです。
一方、MacBookは初代モデルからベゼルとキーボードがブラックで、ローズゴールドモデルでも当然ながら同じ色が採用されました。一般的にピンク×ブラックは、ピンクの甘さをブラックが引き締め、垢抜けてクールな印象をもたらすと言われています。
おかげでローズゴールドの占める面積が広いMacBookにおいても、他のローズゴールドモデルに比べてマニッシュな仕上がりになった印象です。意外とこれまでのローズゴールドモデルの中でも、最も男性にとっつきやすいデザインではないでしょうか。
iPhone SEのレビューでも書きましたが、ローズゴールドはAppleが展開する製品の中で、最も「写真と実物の印象」が違う色です。撮影環境によって色の変化の振り幅が大きく、人間の目で認識した時の印象がずいぶん変わるのです。もし新しいMacBookがほしいけど、ローズゴールドにさまざまな不安を覚えるという人は、洋服を試着するのと同じように、実物を見て判断することをおすすめします。
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