１２日午前８時１０分ごろ、川崎市のＪＲの川崎変電所で停電トラブルがあり、ＪＲ南武線が全線で運転を見合わせた。ＪＲ東日本によると、東海道線や京浜東北線、鶴見線も運転を見合わせたが、いずれも午前９時１５分ごろまでに再開した。

　川崎市消防局によると、同日午前、川崎変電所で電気設備が焼ける火災があった。ＪＲ東日本が停電との関連を調べている。

　ＪＲ川崎駅の改札前は、駅員に説明を求めたり、急きょ設置されたホワイトボードを確認したりする通勤客でごった返した。東海道線で神奈川県平塚市に向かっていた東京都葛飾区の男性会社員（２３）は「車内アナウンスで緊急停止を告げられ、ガタンと大きく揺れた。電気が消え、空調も止まった。１５分ほどで動きだしたが川崎駅で降ろされた」と困った表情で話した。