三菱自動車の管理職が不正指示か
三菱自動車工業が軽自動車の燃費のデータに不正に手を加えていた問題で、社内調査の結果、三菱自動車の管理職が子会社の担当者に対して不正を指示していたとみられることが分かりました。国土交通省は13日にも三菱自動車本社に立ち入り検査を行い、実態の解明を進めることにしています。
三菱自動車では軽自動車の燃費を実際よりよく見せるため、走行抵抗のデータに不正に手が加えられていて、これまでにデータの測定を請け負っていた子会社の三菱自動車エンジニアリングの担当者が不正に関わったことが明らかになっています。
さらに社内調査の結果、三菱自動車で走行抵抗の測定を担当していた性能実験部の管理職が子会社の担当者に不正を指示していたとみられることが分かりました。子会社の担当者が実際の走行試験で得た走行抵抗のデータでは燃費の目標値に届かないことを三菱自動車の管理職に相談した際、都合のよいデータを選んで使うよう指示されたということです。調査では子会社の担当者は、過去の経験から目標の達成は厳しいと認識しつつ、再三の燃費目標の引き上げに疑問を持ちながら業務を進めたとしています。
国土交通省は三菱自動車の調査が不十分だとして今月18日までに改めて報告するよう求めるとともに、13日にも本社に立ち入り検査を行い、実態の解明を進めることにしています。
さらに社内調査の結果、三菱自動車で走行抵抗の測定を担当していた性能実験部の管理職が子会社の担当者に不正を指示していたとみられることが分かりました。子会社の担当者が実際の走行試験で得た走行抵抗のデータでは燃費の目標値に届かないことを三菱自動車の管理職に相談した際、都合のよいデータを選んで使うよう指示されたということです。調査では子会社の担当者は、過去の経験から目標の達成は厳しいと認識しつつ、再三の燃費目標の引き上げに疑問を持ちながら業務を進めたとしています。
国土交通省は三菱自動車の調査が不十分だとして今月18日までに改めて報告するよう求めるとともに、13日にも本社に立ち入り検査を行い、実態の解明を進めることにしています。