松山千春が舛添知事を痛烈批判「私は二流のビジネスホテル」
歌手・松山千春(60)が12日、東京国際フォーラムでコンサートを行った。
松山は先月から18都市23公演開催の「デビュー40周年記念コンサートツアー 松山千春の系譜」をスタート。この日の東京公演では、待ってましたとばかりに最初のMCで、政治資金規正法違反疑惑が浮上したり、高額すぎる海外出張が批判されている舛添要一東京都知事(67)をバッサリと斬り捨てた。
松山は「私はファーストクラスに乗っているわけでもないし、スイートルームでもない。二流のビジネスホテルだと思います。また湯河原や熱海に別荘も持っておりません。別荘は、私の友人である鈴木宗男君が栃木の別荘(喜連川社会復帰促進センター)に入ったことがあります」と、会場を訪れた鈴木宗男新党大地代表(68)をイジりつつ、強烈な皮肉をぶっ放した。
さらに「東京都民は大変だねえ。舛添さん、原点に戻ってと。もう戻れないのかもしれないな」と言い切った。
一方、熊本地震の被災者には激励の言葉をかけた。
「熊本・大分の地震災害を見ても、被災者の方々には心から頑張ってもらいたいと思うし、彼らに必要なのは“日常”です。その“日常”を今、熊本・大分の方は失っているんです。カネあるやつはカネ出してくれ、知恵あるやつは知恵出してくれ、元気あるやつは元気出してくれ。私何もないんですけど(そういう人は)祈れ。それしかないよな」と、人それぞれの形での被災者支援を訴えた。
一説には、松山のコンサートではトークが半分を占めるとも言われているが、もちろん歌も“主役”だ。デビュー40周年記念コンサートと銘打っているだけあって、デビュー当時の歌なども歌唱した。ツアーは6月29日の北海道公演まで。