2016年5月12日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)によると、アーネスト米大統領報道官は11日の定例記者会見で、オバマ大統領は27日の広島初訪問時、広く聴衆を集めての大規模な演説は行わないと表明した。
大統領は演説に代えて所見を発表。核軍縮の重要性、日米関係の強化などを強調する見通しだ。アーネスト報道官は「大統領は現地で個人的な感想をを述べる可能性があるが、大規模な演説は予定していない。09年にチェコのプラハで行った『核兵器のない世界』のような演説はしない」と述べた。さらに、アーネスト報道官は、米国政府が今後数日内に日本に先遣隊を派遣し、大統領の広島訪問中の詳しい日程を詰めるとした。
一方、岸田文雄外相はこのほど、大統領の広島訪問は「核兵器のない未来を建設することへの明確な意志を示したものだ」と指摘。日本も核兵器のない未来実現に力を入れる姿勢を示した。(翻訳・編集/大宮)