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ライセンス終了で中国生産へ リッツはインドネシア 味は日本人好み?

東京都内で記者発表会を行ったモンデリーズ・ジャパンの辺丙三専務(左)とモンデリーズ・インターナショナル・インクのマウリッチオ・ブルサデリ・アジアパシフィック社長

 食品メーカー「モンデリーズ・ジャパン」(東京都品川区)は11日、現在ヤマザキナビスコが扱っている人気菓子「オレオ」「リッツ」「プレミアム」を9月から引き継いで国内販売すると発表した。今回販売開始するのは「オレオ」4製品と「リッツ」3製品、「プレミアム」1製品の合計8製品で、「オレオ」は中国の工場、「リッツ」はインドネシアの工場など、海外工場で製造したものを国内販売する。

 「オレオ」「リッツ」「プレミアム」はモンデリーズ・インターナショナルの主力ビスケットブランド。日本では、ヤマザキナビスコがモンデリーズ・インターナショナルとのライセンス契約により、国内工場で製造し、国内販売をしているが、今年2月にライセンス契約が8月31日をもって終了すると発表。9月から「オレオ」「リッツ」「プレミアム」はモンデリーズ・ジャパンが国内販売を引き継ぐ。

 モンデリーズ・ジャパンが9月から発売する8製品は、「オレオ」が「オレオ バニラクリーム」「オレオ チョコレートクリーム」「オレオ ストロベリークリーム」「オレオ ビッツサンド バニラ」の4製品。「リッツ」が「リッツ クラッカー S」「同 L」「リッツ チーズサンド」の3製品、「プレミアム」は1製品。

 いずれも海外で生産され、「オレオ」は中国の北京にあるモンデリーズ・インターナショナル最大のビスケット工場で製造。同工場は、最新鋭の製造ラインを持ち、中国市場やオーストラリアを含むアジア太平洋の7カ国向けにビスケットやクラッカーを製造している。また、「リッツ」はインドネシアのチカラン工場、「プレミアム」はイタリアのカプリアータ・ドルバ工場で製造される。「オレオ」「リッツ」に関しては、日本の消費者のニーズを満たすように開発し、日本人が好む味に改良しているという。

 この日行われた発表会に登壇したモンデリーズ・ジャパンの辺丙三(ほとり・へいぞう)専務 は今回生産を行う工場について説明し、「我々は(工場に)強い信頼を置いている。味に関しては強い自信を持っている」とアピール。「今週から得意先への案内を始めているが、『味に関して非常にすばらしい』『原産国は大きな問題ではない』といったコメントをいただいている。非常に厳しい目を持った日本の消費者の方に必ず満足していただる商品になっている」とその出来に自信を見せた。

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