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【オバマ氏広島訪問】
中韓警戒「日本が被害者との印象を与える」
【北京=川越一、ソウル=名村隆寛】中国国営新華社通信は10日、オバマ米大統領の広島訪問決定を速報し、高い関心を示した。同通信は、第二次大戦の早期終結のために原爆を投下したとの米側の立場を否定するものではないとする米政府の見解を強調した。
日本を「侵略戦争の加害者」と批判し続ける中国では、オバマ氏の被爆地訪問で、日本が「被害者」の立場を強調することへの警戒感が強い。
韓国でも速報で伝えられた。オバマ氏の広島訪問に対し、韓国でも「日本が被害者との印象を与えるもので、アジアに対する加害国だとの事実を隠す結果につながる可能性がある」(朝鮮日報)といった論調が目立っている。