“外はパリパリ、中はとろとろ”の食感にこだわり抜いた生地で、たこ焼界を席巻した『築地銀だこ』。そんな今『築地銀だこ』を運営する株式会社ホットランドが、お好み焼の専門店をオープン。しかし、そこは熟成肉も激ウマな店だった!?早速どのくらい美味しいのか、噂を確かめてきた。
赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅からには直結している複合施設「東急プラザ赤坂」。グルメやファッションが集合するビルの地階に、隠れ家のようなたたずまいの『熟成肉お好み焼 囲kakomu』がある。中に入ると落ち着いた照明が施された大人っぽい雰囲気。和風の設えでゆったりと過ごせそうだ。
近隣に勤める人たちはもちろん、赤坂という土地柄から観光客の来店も多いそう。そして、週末にはファミリー層が席を埋めるという。
鉄板で焼き上げた柔らかな熟成肉はぜひ味わいたい!
近年のブームもあり、焼き肉店以外でも食べられるようになった熟成肉。肉を0℃〜2℃の熟成庫で保管すると、牛肉のタンパク質が肉自体の酵素で分解され、やわらかな肉質が楽しめるんだとか。
エイジングさせることでうまみの増した黒毛和牛。今回は「厳選熟成肉黒毛和牛3種盛」をオーダー。左から、イチボ、内モモ、肩三角。どれも希少な部位で、赤身のうまみがギュッと凝縮されている。塩コショウのシンプルな味付けなので、まずはそのまま口に運んでほしい。そのあと、付け合わせのレモンや大根おろし、ステーキソースなどで味付けを変えて食べてみよう。
イチボとは、牛の臀部の先にある部位のこと。お尻のえくぼにあたる場所で、一頭の牛からは、ごく少量しかとれない。霜降りの甘さと赤身のうまみがバランス良く、柔らかな肉質がたまらない!
ふんわり新感覚の熟成肉入りお好み焼で贅沢に〆
そして、忘れてはならないのがお好み焼。徹底的に生地と焼き方にこだわり、軽やかな食感が自慢だ。さらに刻んだ熟成肉を具材として使用することで、他では味わえないお好み焼となっている。ふわふわしっとりとした軽い食感は、極限まで生地の量を少なくし、具材を蒸し焼きにするように空気を含ませて焼きあげることで生まれた。
キャベツ、タマゴ、天かす、紅ショウガ、切りいか、桜エビといった具材が入っている。そこに熟成肉も入って、何とも贅沢。熟成肉は牛か豚を選べる。高さがあるのでボリュームがあるように見えるが、ずっしりとした通常のお好み焼と違って、〆にもペロッと食べられる軽やかさ。ふわふわとした食感は、まるでスフレのよう!
ブレンドソース、マヨネーズとも相性抜群。焼き方を熟知したスタッフが、約20分かけて、焼き上げてから鉄板にサーブしてくれる。
「得意の粉もの料理(お好み焼、焼きそばなど)で何か新しいことをやりたいと思ったんです。たこ焼はどちらかと言うと、フードコートなどでサッと食べられる手軽さが魅力。『熟成肉お好み焼 囲kakomu』では、ゆっくりと腰を落ち着けて食事していただき、〆にお好み焼を食べていただけたらと考えています」と語ったのは、同店を経営する株式会社ホットランドの広報・丸山美嘉さん。これまで、たこ焼以外にも天ぷらや焼き鳥など、さまざまな人気の店舗を作り上げてきた株式会社ホットランドならではの視点である。
「普通のお好み焼店ではできない独自性を取り入れたかった」とも。その言葉通り、『熟成肉お好み焼 囲kakomu』には、熟成肉というお好み焼以外のトレンドメニューがあり、話題と人気を呼んでいるようだ。
<メニュー>
厳選黒毛和牛3種盛(2〜3人前) 3,980円
囲流 熟成肉六白豚天 1,080円
※価格は全て税込
熟成肉お好み焼 囲kakomu 東急プラザ赤坂店
取材時点での情報です
- 住所
- 〒100-0014 東京都千代田区永田町2-14-3 東急プラザ赤坂B1F
- 電話番号
- 11:30〜15:00(LO14:30)、17:00〜23:00(LO22:30)
- 営業時間
- 11:30〜15:00(LO14:30)、17:00〜23:00(LO22:30)
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