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長崎「核軍縮へ行動を」

中島正徳さん=長崎市の平和公園で、津村豊和撮影

 長崎原爆の被爆者からもオバマ米大統領の広島訪問の決定を歓迎する声が上がる一方、過度な期待を控える慎重な意見も聞かれた。

 長崎県被爆者手帳友愛会の中島正徳会長(86)は「核兵器廃絶に向かう姿勢を言葉だけでなく行動で示すことになる」と前向きに評価。その上で「被爆地で原爆の悲惨さに直接触れ、核軍縮を進める決意を述べてほしい。核保有大国のトップとして、被爆者が求めてきた核廃絶の動きを国際的に広げてもらいたい」と希望を語った。

 長崎平和推進協会写真資料調査部会長の深堀好敏さん(87)は「70年たってやっと。長かった」と振り返りながらも「大変な朗報だ。被爆者の一人として、オバマ大統領を快く迎えたい」と喜んだ。「ここ数年、世界は核廃絶を願う私たちと逆方向に向いてきた。今回は大統領にとっても自分の意志を示す最後のチャンス。核兵器を使った最初の国である米国の大統領が広島を訪れることで、他の核保有国にも影響を与え、世界のムードが変わってほしい」と期待した。

 一方、元長崎大学長の土山秀夫さん(91)は「歴代の米大統領の中で初めて訪問すること自体は歓迎したいが、タイミングが遅すぎた」と指摘。「(2009年の)プラハ演説の直後だったら、何か核兵器廃絶に向けてやってくれるのではと期待できた。しかし、今回の訪問で、たとえ感動を与えるような演説をしたとしても、現実的に世界の国々を動かす力にはならないだろう」と話した。【小畑英介、今手麻衣、大平明日香】

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