英有力紙が酷評 安倍首相“英国EU残留”アドバイスの赤っ恥
記事では、2012年に安倍政権が誕生してから、経済政策で「3本の矢」を放ってきたが、いずれの矢も〈的外れだった〉――との見方を示し、GDPに対する債務が膨れ上がっている状況を解説。エコノミストの分析として〈実質賃金が下がり、家計支出も悪化している可能性がある〉と報道。そして〈安倍首相はEUを離脱するリスクを英国に警告したが、彼の経済的なアドバイスを聞く価値があるのか〉と酷評したのである。
デーリー・テレグラフ紙といえば、約2年半前に安倍首相が靖国参拝した際、日本を「ハリー・ポッター」の悪役「ヴォルデモート卿」に例えて批判した駐英中国大使の記事を掲載していた。同紙から見れば、近隣諸国と友好関係すら築けず、経済政策も失敗した極東の総理がEU離脱うんぬんを語る資格が果たしてあるのか――ということだろう。政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。
「国内の大手メディアは安倍首相の外遊についてちょうちん記事ばかり書いていますが、海外の報道機関は冷静に見ている。だから、『何のために来たのか』と中身をきちんと報じるわけです。外遊はサミットの地ならしなんていわれていますが、恥をさらしに行ったようなものですよ」
ヤレヤレ……。