本屋さんに足を運んで色々と新刊をチェックしていたら面白い職業図鑑の本を見つけました。
めちゃめちゃかっこよくないですか?手に取ったときすごく感動しました。企画やデザインがうまく形になっていると思えた職業図鑑。こんなノリで、日本の各職業について平均月給の記載付きで事細かに解説されています。
この本のコンセプトは「働く大人は皆かっこいい、1億総かっこいい」です。いや〜こんな解説されてたら、偏った見方をすることなく、子供達は職業選びができるんじゃないでしょうか。本当にいい本ですね!給料BANKというウェブサイトが人気を博して書籍出版に至ったそうです。
ちなみにプロブロガーも職業として紹介されています!
紹介されている職業の例
面白いものをピックアップしてご紹介します。
プロブロガー
これ完全にイケハヤさんですよね(笑)炎上を上手く防御しながら戦う姿がかっこいい。解説部分がめっちゃウィットに富んでますね。リンゴの甲冑とかうまいこと言うなぁ〜。プロブロガーという職業が徐々に認められつつありますね。
Youtuber/ユーチューバー
これ完全にバイリンガールのちかさんですね(笑)一時はテレビでもたまに拝見していました。イラストが可愛らしくて良いのですが、個人的にはヒカキンをモデルにして描いて欲しかった。ヒカキンってゆるキャラっぽくて面白いですもんね。
「ネットタレント」っていう表現は当たらずと雖も遠からずという感じ。それにしてもトップクラスの年収が億を超えるって、ほんと夢があります。
特殊清掃員
これカッコよすぎでしょう(笑)!「タフな精神を持った…」って解説、確かに当たってますね。収入は置いておいて、ビジュアルと解説だけみたら「職業に貴賎なし」という言葉は疑えませんね。
男性専用ジョブというのはちょっと言い過ぎだけども。
専業主婦・主夫
専業主婦・主夫も職業として紹介されています!これは嬉しいことですね。平均月収が45万円というのはよくわからないけど、家事育児も立派なお仕事。職業としてしっかり押さえているのはとても評価できます。
ポータルサイター
いわゆるアフィリエイターなどのことかな、ブロガー界隈では気になる職業かもしれません。
この給料BANKというウェブサイトを企画制作運営されている方もポータルサイターなんでしょうね。うまく資格取得などの広告リンク(オチ)を配置しています。作る人も見る人もWIN-WINってこういうことを言うんだろうな。こんなウェブサイトや本はもっと世の中に増えて欲しいなと思います。
いかがでしょうか、めちゃめちゃ面白い職業図鑑ですよね。読んでるだけでワクワクする。個人的にツボです。
こんなウェブサイトや本って、「デザイン」がうまくいった稀有な例なんじゃないでしょうか。改めてデザインの存在意義についてを感じました。
かっこよくオシャレにみせるだけがデザインじゃない
かっこいい、おしゃれなどといった外面的な要素はあって当然。その先にある受け手の感じる印象や行動までしっかり設計されて作られているものが良いデザインであると僕は思います。
デザインは情報を整理して本質を際立たせるべき
デザインは、散らかった情報をわかりやすくまとめ直して優先順位をつけて受け手に届けること。一番伝えたいことは何か?伝えた後、どう感じてもらいたいか?を明確にして、ビジュアル化すること。
簡単なようで非常に難しい。これができてないモノやコトってとても多いですよね。
デザインは受け手の印象を形作るべき
上で紹介した職業図鑑について、読後感としては「どの職業も魅力的、かっこいいなあ」でした。これってちゃんと意図されて作られていますよね。「1億総かっこいい」がしっかり形になってます。
デザインは出会った瞬間心をつかむべき
この職業図鑑、手にとって開いた瞬間から惚れてしまいました。一目惚れです。受け取り方には個人差がありますが、こういうインパクトのあるビジュアル(外面)作りもデザイナーには必須のスキル。こんなRPGの登場人物風のかっこいい人物ビジュアルを自分も描いてみたい。
この本を通じて、改めてデザインという仕事の魅力を感じることができました。
まとめ
あなたの職業は紹介されていましたか?自分の職業がカッコよく紹介されているのを見ると嬉しくなります。
職業図鑑としてはこれまで「13歳のハローワーク」が有名でしたが、それとはまた違った魅力がある素敵な図鑑です。
13歳のハローワークは内容が硬くて読み込むのがしんどい、という場合には特にお勧めできそう。
ちなみにウェブサイトの方では各職業紹介の後に自由にコメントできる機能が設けられています。特殊清掃員の紹介ページでは早速、「男性専用ジョブ」じゃない、という書き込みがありました。こういう一方通行のコミュニケーションではないところがいいですよね。ウェブメディアの良い部分です。もっともっとこのサイトが広まっていってほしいと思います。
本としても一冊持っていて損しない出来、ぼくも将来の子供のために一冊購入しました。