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対馬仏像の返還求め訪韓 前住職「雰囲気探りたい」

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対馬仏像の返還求め訪韓 前住職「雰囲気探りたい」

韓国・金浦空港に到着した、長崎県対馬市の観音寺前住職田中節孝さん=11日、ソウル(共同) 韓国・金浦空港に到着した、長崎県対馬市の観音寺前住職田中節孝さん=11日、ソウル(共同)

 長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に持ち込まれた同県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」の返還を求めている同寺前住職、田中節孝さん(69)が11日、訪韓した。滞在中の具体的な日程は未定だが、田中さんは「韓国内でも返還すべきだとの声が出ていると聞く。雰囲気を探りたい」と話している。

 菩薩像は14世紀に韓国中部の浮石寺で作られたとされる。12年に韓国に持ち込まれた後、同寺が数百年前に日本に略奪されたものだとして所有権を主張。中部の大田地裁が主張を認め、韓国政府による日本への返還を差し止める仮処分を決定し、大田の国立文化財研究所が像を保管している。

 今年2月で仮処分の執行から3年が経過、韓国政府は法律上、仮処分の取り消しを申請できる状態となった。田中さんは3月、韓国政府に早期返還を求める要請書を郵送したが、現段階で返還への目立った動きはない。(共同)

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