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「被害者に変わる」憂慮くすぶる感情論も

 【ソウル米村耕一】オバマ米大統領が広島訪問を決めたことについて、韓国メディアも一斉に伝えた。韓国内には訪問によって「(第二次世界大戦や植民地支配で)加害者であるはずの日本が被害者に変わるとの憂慮」(YTNテレビ)があるとの感情論がくすぶるが、主要紙の11日付朝刊は基本的には事実関係を中心に伝えている。

 朝鮮日報は「原爆投下後71年で米大統領が広島へ」との見出しで1面に掲載。「核兵器のない世界」にこだわりを持つオバマ大統領が2009年から任期中の広島訪問への希望を語っていたことなどを伝えた。ただ、今回の訪問が「日米同盟を強化してきた安倍晋三首相への米国からのプレゼント」との見方も加えている。

 一方、東亜日報は日本側が「謝罪を求めない」としていたことなど訪問にいたる経過を説明したうえで、「一部では右傾化する安倍政権が被害者イメージを強化する契機となるとの声も出ている」と指摘した。

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