旅先で出会ったネコのお世話をしたら… 世界中を船で旅する、最高のパートナーになってくれた!
スウェルという名のボートに乗って、東へ西へ、海を翔るリズ・クラークさん。そんな自由きまなな彼女が、ポリネシアの廃墟で出会った三毛猫。特段猫好きというわけではなかったリズさんですが、放っておくことは出来なくて、何とか里親を探してあげようとするのですが……♪
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旅の途中で出会ったのは……
スウェルという名の自前のボートで東へ西へ、旅を続けるリズ・クラークさん。
彼女にとって、旅と海とサーフィンがあれば、人生はそれで事足りる。
自由気ままに、奔放に、それがモットーの彼女だったけど、ポリネシアでの出会いが彼女の人生のすべてを変えた。
それは猫ちゃん。黒とオレンジと白の、まだらな毛色の三毛猫ちゃん。
特別猫が好きだったわけじゃないけれど、廃墟で一匹、孤独に佇むその子を彼女は放っておくことが出来なくて、だから里親が見つかるまでしばらくお世話をしてあげることにした。
でも一向に、その子の里親が見つからない。
そしてある時ふと思い立つ、そうだこの子も一緒に旅へ連れて行こう。
そうして彼女はその三毛猫に『アメリア』という名前を付けた。
女性で初めて大西洋を単独横断飛行した、アメリア・エアハートからその名を取った。
三毛猫アメリア、初ボート
やっぱりアメリアはネコだから、水ってやつが大嫌い。
特に濡れるのが、もう最悪。
だからやっぱりネコはネコらしく、木に登って、飛び回って、駆け回れる方が幸せなのかな。
だからリズさんはアメリアが、次の陸地に残ったとしても、この旅から逃げ出したとしても仕方ないなって思ってた。
だけど……
アメリアは逃げなかった。
どうやらアメリアも、旅を続けることに決めたみたい。
ボートにだって高い所はあるし、
遊び場だっていっぱいある。
新鮮なお魚も食べられるし、
舵取りだって、ほら簡単。
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