オバマ大統領、長崎にも言及へ…広島訪問で
2016年5月11日(水)22時42分配信 読売新聞
【ワシントン=黒見周平】米国のオバマ大統領は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)後の27日に予定している広島への訪問でメッセージを発表し、広島、長崎の両被爆地について言及する見通しだ。
米ホワイトハウスのアーネスト報道官は10日の定例記者会見で、訪問が日本への謝罪と受け止められかねないとする米国内での懸念について「そのように解釈するのは誤りだ」と断言し、訪問の目的が追悼であることを強調した。
ベン・ローズ米大統領副補佐官は広島訪問に関して「我々の共通の未来に焦点を当てた前向きの展望を提示する」と説明しており、オバマ氏はメッセージで、広島、長崎での歴史的事実を踏まえ、自らが唱える「核兵器のない世界」の実現を訴える。核兵器を使用した唯一の国家としての「特別な責任」にも言及する見通しだ。