【ニューヨーク=高橋里奈】国連のドゥジャリク事務総長報道官は10日の記者会見で、オバマ米大統領の広島訪問について「潘基文事務総長はオバマ氏の決断をとても歓迎している」と語った。「広島の永久的な教訓は核兵器を永遠に葬ることだ」とし、訪問が「核軍縮の必要性を訴える世界的なメッセージになることを期待する」と述べた。
広島を2度訪れたという国連総会のリュケトフト議長も同日、「凄惨な被害を引き起こした兵器が初めて使われた場所をオバマ大統領が訪れるのはとてもよいことだ」と発言。国際社会が核兵器の廃絶に向けて動くことが必要だと訴えた。