プリンスの遺産を求めて、「半分血のつながった兄弟」と名乗る人物が700人ほど殺到しているという。
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先月他界したプリンスが遺書を残していなかったことを受け、兄弟間で分配されるという2億ドル(約215億円)の遺産を求めて名乗りを挙げた人物の事実確認を急いでいるところだそうで、モース・ジニアロジカル・サービスのハーベイ・モース氏は、英紙デイリー・メールに「弊社の電話は鳴りっぱなしです。恐らく600から700件の連絡が入っています」「その中にはありとあらゆるものがあり、『同じ地域に住んでいたから血縁関係があるはずだ』というようなものから『親族の集まりの写真にプリンスが写っている』というものまで多種多様です」と語っている。
しかし、事実関係の怪しい個人の主張よりも、書類上の証拠が好ましいとモース氏は訴えており、「公的な書類が好ましいです。出生証明書や結婚、死亡、離婚証明書、国勢調査の記録など、今回の件に関係なく作成された書類です」と続けた。
ミネソタ州の法律においては、両親か片親が同じである兄弟全員が平等にプリンスの遺産を受け取れることになっている。
そうした中、プリンスの妹タイカ・ネルソンと腹違いの5人の兄弟シャロン、ノリー、ジョン・ネルソン、オマー・ベイカーとアルフレッド・ジャクソンは、今後の遺産管理についての審問に出廷したところで、何百万ドルもの価値があると言われるプリンスの未公開の作品を含めた全ての遺産の一部相続を全員が希望していた。