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AndroidスマホとGear VR/Google CardboardといったVRヘッドセットにより、バーチャルボーイ用の3Dゲームをプレイできる非公式の方法が公開されました。ゲーム画面を左右二分割して出力、プレイする動画も確認できます。

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バーチャルボーイは1995年に任天堂が発売したゴーグル型の3Dゲーム機で、発案者はゲーム&ウォッチやファミコン十字キーの発明で知られる横井軍平氏。赤色LEDのみでカラーなしの割り切りや、ゴーグルの中の画面は他の人が見えず「ファミリー」に背を向けていたり、いろいろ尖ったハードでした。筆者も『ドラゴンクエストⅥ』販売の深夜行列に持参したものの、バーチャル仲間が一人もいなかった思い出があります。

バーチャルボーイ降臨に必要な機材は、Android端末および複数のゲーム機に対応したマルチエミュレータRetroArch、それにVRヘッドセットのGear VRないしGoogle Cardboard。Google Cardboardは折りたたみ段ボール紙製の本体にレンズを付属したHMDで、日本のAmazonなどでも低価格で入手できます。

今回の試みを実現したのは、RedditユーザーのThe King of Spain氏。RetroArchにはバーチャルボーイ用エミュレータ「Mednafen VB」が組み込まれていますが、標準では2D画像で出力されてしまいます。そこで左右二分割のサイド・バイ・サイド(左目用と右目用の映像を横並びにした3D方式)に出力し、『ワリオランド アワゾンの秘宝』のテストプレイでも実機さながらの立体視を再現しています。


Retroarchの設定については、Imgurを参照のこと。バーチャルボーイ特有の赤い色調が苦手であれば、白黒に変更も可能です。The King of Spain氏ご本人は、30分プレイしても3D酔いはなかったそうです。

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少なくともハードについては、日本国内では意匠・特許権は20年で切れるのでエミュレータも問題はありませんが、ソフトは「著作権」により守られるため、保護期間はそれ以上の長さです。合法の範囲内で、自己責任のもとでお楽しみください。
バーチャルボーイの立体視がAndroid+VRヘッドセットで再現。3Dで飛び出すワリオ動画も公開
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