9日、中国の大学教師が授業中にタバコを吸っていたことがネット上で暴露され、教師に対する批判のコメントが集まっている。

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2016年5月9日、中国メディア・斎魯壹点によると、山東省の済南大学で女性教師が授業中に教壇でタバコを吸っていることを学生とみられるネットユーザーが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で明かし、女性教師の態度に批判が集まっている。

「彼女の吐いたタバコの煙など、もう吸いたくない。授業中なのに、大っぴらに吸っている」との書き込みに、ネット上では「どんなに学術水準が高くても、常識がなければ教師には向かない」「女性が吸うのも、女性教師が吸うのも別に構わないが、授業中や公共の場で吸うのは問題だろう」などの多数のコメントがついた。

中国の検索エンジン・百度(バイドゥ)で社会カテゴリーのホット記事としてさらに注目されるようになると、済南大学の教育・心理科学学院の責任者が、問題の女性教師はタバコ中毒だとし、授業を停止させたことを発表。過去にも試験中に教室を離れて喫煙していたことがあり、上司から叱責されていたという。

中国では「公共場所控制吸煙条例」(審議稿)がすでに提出されている。正式に施行されると公共の場では喫煙が全面的に禁止されることになり、問題の女性教師にも最高500元(約8300円)の罰金が科せられることになる。(翻訳・編集/岡田)