蹴球探訪
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【プロ野球】バンデンハーク、デビューから14連勝 半世紀ぶり巨人・堀内抜いた2016年5月11日 紙面から
◇ソフトバンク2−1ロッテソフトバンクは1分けを挟んで7連勝。バンデンハークが8イニング1失点で開幕5連勝、昨季の初登板から14連勝となった。6回に柳田が4号2ランで均衡を破った。ロッテは8回に1点を返し、さらに2死三塁と攻めたが及ばなかった。 負けない右腕が圧巻の投球で球史に名を刻んだ。ソフトバンクのバンデンハークは8イニングを投げて4安打1失点で10三振を奪い、昨季の来日初登板から無傷の14連勝。1966年に高卒新人でデビュー13連勝をマークした堀内恒夫(巨人)を抜き「自分の名前が残るのはうれしいが、皆で助け合って達成できた。チームの記録だと思う」と穏やかに言った。 今季初の本拠地での先発に「気合が入った」と序盤から飛ばし、150キロ超の直球は威力、制球とも十分。110キロ台のカーブで緩急をつけ、5回までパーフェクトの8奪三振。6回1死から田村に中前へ運ばれたが、2死二塁で中村を直球で空振り三振に仕留めた。7回には先頭打者の鈴木に安打を許したが、次打者の清田への初球が三直となり、一塁走者が戻れずに併殺。「大きなプレーだった」と珍しくガッツポーズも出た。 新記録を狙って登板した前回3日の日本ハム戦は7イニング4失点。3被弾も4失点も自己ワーストで、来日初黒星の可能性もあった。だが降板後に打線が奮起し、延長10回の末にチームは勝利。 迎えたこの日は8回に1点を失ったが、ここ3試合で浴びていた本塁打は許さなかった。オランダ出身で米国、韓国に続く3カ国目のマウンドで大きく花を開いた背番号44は、快記録の余韻には浸らず「まず明日の練習をしっかりやる」と気持ちを切り替えた。 外国人投手の14連勝も、87〜88年の郭泰源(西武)を抜く新記録。「チームメート、首脳陣、素晴らしい奥さん…。全ての人に感謝です」。お立ち台では喜びを素直に口にした。チームは5月に入り、引き分けを挟んで無傷の7連勝。この日は今季最短の2時間21分の投手戦を制し、2位ロッテとの差は今季最大の4ゲームに。「個々が力を発揮して一丸となっている。素晴らしいチーム」。不敗右腕の言葉がチームの現状を表していた。 PR情報
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