長女は習い事を少ししているのですが、その中にピアノがあります。
レッスン日は毎週火曜、ちょうど昨日でした。
なので、今回はその事について少し書かせて頂きます。。。
きっかけは単純で、
長女がなついている、妻の妹がピアノを弾いてるのを見て、「私もやりたい!」となったから。
最初は、その妻の妹に習ったのだが、「飲み込みが良いから、ちゃんと習った方が良いよ!」と言われたので、習うことに。
私も妻も、楽しんでくれれば、、、という軽い気持ちで始めた。
そして当の娘はというと、最初から全力で楽しそうに弾き、「習わせて良かったなぁ」と思っていた。
始めてから、もう2年半くらいになるかな。
ずっと楽しそうに弾いてて、新しい曲が弾けるようになると、自宅で演奏会(家族だけの)をして、私達に聴かせてくれた。
どんどん上手くなるので、親としては嬉しくて仕方なかった。
そして、娘も楽しくて仕方ない!という感じだった。
・・・そう。だった。
現在進行形ではなく、過去形。
残念ながら現在は、ピアノ教室に行くは行くのだが、足取りも重く、自宅での演奏会もここ最近は開催されない。
妻と二人で「飽きたのかな?まぁ、飽きたのなら仕方ないな。。。」と話していた。
そんな折、
娘から「付き添って。」と言われる。
今まで一度も言われたことが無い。
というより、「恥ずかしいから、付き添わなくて良いよ!」と言っていた。
?????
頭に「?」が沢山の状態だったが、とりあえず付き添った。
そして、そこで見た光景は、
娘の態度の理由を理解するのに、充分なものだった。。。
最初の頃、数回付き添ったのだが、その時の教え方とは真逆の教え方。
「スパルタ」という言葉がぴったり。
というより、それ以外表現のしようがない。
信じられず、レッスン後に教師と話をしてみた。
そしたら、理由が分かった。
直接言われたわけではないが、どうやら通ってるピアノ教室や教師に、過度の期待を持たれてしまったようだった。
つまり、
娘は「教えれば出来る子」認定をされてしまったのだ。
教師にも、もちろん教室にも、「成績」というものがある。
自分の教え子が優秀な成績を修めた、
自分の教室から「優秀な生徒」を輩出した、
等々である。
他の教師や教室に対する対面みたいなもの、かな。。。
しかし、
生徒側からすれば、そんなのは知ったことではない。
もしそうなら、私の娘を、自分達の出世(と言えば分かりやすいかな?)の道具に使わないで欲しいというのが正直なところだ。
そして、
帰ってくる言葉は、「この子は才能がある」とか、「もっと上手くなれる」とか、「ここで辞めるのは勿体ない」とか。。。
娘の意見は、ガン無視の言葉の数々。
二言目には「~させるべき!」と。
確かに、本気で「ピアニスト」を目指すなら、まだまだ優しい教え方だろう。
真剣に目指すなら、こんなのは「スパルタ」のうちに入らないくらいでしょうね。
ただ、娘にはその気が無い。
あくまで、娘にとっては「趣味の一つ」。
教えてくれる先生方や教室の皆さんには申し訳ないが、これが現実だ。
もし、娘がその気なら、私達は言われるまでもなく、全力で応援するよ。
しかし、そうではないのだ。。。
そして、
この「押し付ける系の教育」は、私が一番嫌いなもの。
何故なら、、、
自分の子供時代を思い出すからだ。
・・・この際だ、白状しようか。
私は、幼少期から、この「ガチガチの押し付け教育」を、親から受けてきた。
キツかったよ。
始めて「親から逃げ出したい」と思ったのは、確か、、、小学校に上がる前。今の長女より、ずっと幼い。
この頃の記憶は、「毎日、ただ嫌だった。。。」ということが、まず最初に頭に浮かぶ。
家族で出掛けたり、おもちゃを買ってもらったり、色々と子供らしいことはしてもらった。
しかし、
それらを押しのける程、嫌だったのだな。。。
・・・まぁ、それについては、機会があれば書くとして。
そんなわけで、長女が生まれた時に誓った。
「自分と同じ思いはさせない」と。
もっとも、生まれた当初はサラリーマンで仕事が忙しく、子供の相手もろくにしてあげられなかったわけなので、偉そうなことを言う資格はないのですが。。。f(^_^;
そんなわけで、
今のピアノ教室での娘の状況は、私的に思う所が多々ある。
娘が楽しく通っているなら話は別だが、普段の姿からはとてもそうは思えない。
「辞めたい」と言い出したら、即OKを出すな。
とはいえ、
私が勝手に決めては、親と同じ「押し付け」になる。
それでは、本末転倒。
従って、
現在、娘は「どうしたいのか」を思案中。
「楽しく弾きたい」という思いと、「もっと上手くなりたいから、スパルタも仕方ない」という思い。
娘は揺れに揺れている。
しかし、
最近の娘からは、明らかに「嫌!」というのが滲み出ている。
昨日の帰りの道中なんか、特に。
・・・時間の問題かな。
それに、そういう「組織ゆえのしがらみ」とは無縁の「個人でやってる教室」もある。
ちょうど、妻の妹が習った先生がそうであり、結構有名な先生らしい。
そこに変えるというのも、一つの手。
習い事一つで、これだけ悩むとは。。。
中々に「子育て」とは、難しいものですねぇ。
私が何でも教えてあげられれば、、、いや、「私一人からしか教えられたことがない」というのも、それはそれで問題か。。。
「嫌だ」と、一度でも本気で思ったのなら、辞めて良いと思う。
「それをしなければ死ぬ」なんてものは、そうそうない(当たり前。笑)。
なら、辞めたいときに辞め、始めたい時に始めれば良い。
「子育て」の主体は、私達「親」ではなく、「子供自身」ですから。
「今しないと!」「ここまでやったのに!」なんてのは、親や大人のエゴでしかない。
それは、親・大人のためにはなっても、子供のためにはならないですからね。
もっとも、
それを徹底することが出来ないから、子育ては難しいのですが。。。(-_-;)
またまた、少し語ってしまいました( ̄▽ ̄;)
本日はこの辺で失礼して。。。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ではでは~。
※コメント等、遠慮なくどうぞ~(^^)/