2016年05月11日
「ゲームマーケット2016春」の麻雀拡張カードを実際に使ってみた
5月5日にビッグサイトで行われたゲームマーケットに行ってきました。

麻雀拡張カード Mahjong Expansionを目当てに行ったのですが、開始30分でまさかの瞬殺…。しののぬさんが複数個買っておいてくれてたから無事私も入手出来ました。
そして、面子を集めて翌々日に早速試してみました。

麻雀拡張カード Mahjong Expansionを目当てに行ったのですが、開始30分でまさかの瞬殺…。しののぬさんが複数個買っておいてくれてたから無事私も入手出来ました。
そして、面子を集めて翌々日に早速試してみました。
まぁやる前から分かっていましたが、面白いものとクソゲー化するものいろいろありますねw 実際の使用感も合わせて「麻雀拡張カード推奨ルール」として簡単にまとめておきます。
1.チップ無し
赤はともかく、ただでさえ特殊ルールへの対応作業で煩雑になるので、ご祝儀チップは無しにした方がいいと思います。
2.完全順位戦
1と同じく、やりとりを簡略化するための処置。また、頻繁に供託を出すことになるルールがあるし、一万点棒リーチとかいう素点があるとラス目でも使いづらいカードがあるため、このへんは完全順位戦の方が向いているというかほぼ必須ではないかと。私たちは20-10-0-▲30という、天鳳七段配分と同じ比率のラス回避ルールでやりました。これはまぁ好みにもよるでしょうが、「邪魔をする」系のカードが多いこともあり、トップを目指すよりもラスを押し付けるルールの方が向いていると思いました。
3.東風戦
東風戦でサクサク回していろいろ試そうよ、と。サクサク回すにしても、1局ごとに1枚全体効果カードを使うのはコロコロとルールが変わってややこしいし、かといってクソゲー化するルールで長々と半荘戦を打ちたくねーなと。
4.「ハルマゲドン」と流し満貫の複合は不可
ハルマゲドンという個別効果カードは、使用すると全ての捨牌を一掃できるというのだが、それだと自分が海底で使って、自分だけ1枚ヤオチュー牌を捨てて流し満貫成立となってしまう(他3人は捨牌0枚)。なので不可。まぁ他に使い道無さそうなカードなんですが…。実際、東風16戦やったのに一度も使われませんでした。フリテン解消という使い道もあるけど、そうそう必要にならないし、そうなると今度は「ハルマゲドンを使ったってことはフリテンだったのか」ってバレるし。
5.「華麗な上がり」の格下げ
正直、ドラ以外で3役作れなんてルール、お前麻雀やったことあんのかレベルのクソルールだと思います。私は大学時代に5本場から2飜縛りがあるルールで打っていた経験上、2翻縛りだといちおうは2翻役を作りに行くし、最悪リーヅモ狙いはできます。でも、3翻縛りだったらほぼ配牌から形テン狙いに行くことになります。テンパイ料争奪ゲーム。せいぜいメンピンツモとかメンタンツモ狙い。
私がやる前から目に見えていたクソルールに対してこう主張したのに、芝村が頑なに「とりあえずルールに従ってやってみよう」というので渋々やりましたが、東風1戦で一度も和了が出ずにテンパイ料とノーテン罰符とリーチ棒による失点の差だけで順位が決まるという結果になりました。そりゃそうなってもおかしくないよ!
6.「裸単騎」の飜数格上げ
裸単騎にすると3役が付くという全体効果カードがありますが、全く割に合っていません。最低ハネ満くらいないとそうそう目指さないし、いっそフィーバーサンマの「脊髄」みたいに役満あってもいいくらいです。四麻のが裸単騎にするの難しいんだし。
7.「ベルトコンベア」のルール改善
3巡目まで打った手牌を、4巡目に全員下家へ渡すというムチャクチャなルール。3巡目まで全員普通に手を進めることを想定しているのかもしれませんが、こんなん手牌をぶっ壊して渡すに決まっており、全員が配牌からシャンテン数を3つ下げた上にフリテンの危険性も高い手牌で4巡目から普通に打つことになります。当然、そんなボロボロの手牌から頑張っても、捨て牌3段目でテンパイするのがやっととかそういうのばかり。「華麗な上がり」の次くらいに麻雀にならない。配牌を見るだけで回してもいいだろうし、せめて1巡か2巡ですね。3巡は明確に「やり過ぎ」。
8.「回文」のルール改善
捨て牌で「しんぶんし」や「たけやぶやけた」ができたら全員から点数を貰うという、実際に試す気にすらならなかったルール。配牌で3対子あったら、よほどの無理鳴きされなければ9000点の加点が見込めるとか、さすがにアホらしいっしょ。貰う点数をもっと下げるとか、全員から「供託」にするとかならまだアリか。
9.「白鳥の湖」の発声変更
発声を裏声でしないと罰符というルールがあるのですが、裏声かどうかというのは他家に明確に判断できるものではなく、「俺は裏声だった」「いや裏声ではなかった」の水掛け論にもなってしまいます。なので、これは「珍宝(チンポー)麻雀」に変更して、全ての発声を「チンポー!」とすることにしたほうがより完成度が高いのではないでしょうか?(オチ)
ざっとこんな感じでしょうか。全体的に、拡張ルール作成者の「メンゼン偏重」「鳴き軽視」の印象を受けました。そういう印象もあって、鳴きがカギになる「償い」はえらい盛り上がりましたね。全員がポンポン鳴きまくって、毎局8000点くらい供託があった気がしますw 「償い」は「ぶんぶんレジデンス」に似たルールがありましたが、あっちは供託が倍々でインフレし過ぎだったので、こちらのルールの方が実用的ではないかと。それでも字牌をわざわざ2000点に設定している意味は分からないというか、これも「役牌を鳴かせてるんじゃねえよボケ(俺は麻雀の王道であるメンゼンで手を進めたいのに)」くらいの意味を感じてしまいますが。
以上です。
さて、これをまたやる機会があるかな…w 自分でルールを思いついたからというのもありますが、「珍宝(チンポー)麻雀」とか「咲-Saki-ルール(嶺上オールマイティ)」の方が、実際にやって面白かったですよ。まぁ確かにルールの多様性というのはあるけど、拡張と言いつつむしろ麻雀を収縮させている気がするルールもありますしねw まぁ人によってどう思うかはいろいろなので、みなさんも麻雀を拡張して楽しんでみてください。
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