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バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を主に書いていきます

英語は英英辞典を使って勉強するべきなのか 英語脳を目指した勉強法

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http://www.flickr.com/photos/34401757@N00/305552489

 

英語を英語のまま理解するという英語脳。バイリンガルではなく、後から英語を勉強している僕にとっては未知であり、いつかは到達をしてみたい憧れの領域です。ある程度の英会話であれば、英語を英語のまま理解できている感覚になりますが、ちょっと難しい内容の話になると途端に頭の中が日本語モードになってしまうんですよね。

 

この英語脳になるためにはどうすればいいのかと単純に考えてみると、日本語を介して英語を理解するのをやめればいい。そうは言っても、生まれてからずっと日本で暮らしているので、そう簡単に頭から日本語を追い出せそうにありません。それでも、いつかはたどり着きたいと思います。

 

英語脳を目指すとなると、やはり教材として候補にあがるのが英英辞典ではないでしょうか。英英辞典を使うことによるメリットやデメリットを考えてみます。

 

英英辞典とは

そもそもの話になりますが、英英辞典というのは学生の時にはあまり縁がなかった辞典だと思います。少なくとも、僕の場合はそうでした。英語から日本語を調べられる英和辞典と、日本語から英語を調べられる和英がメインですよね。

 

英英辞典はその通り、英語で英語を調べられる辞典です。日本語では国語辞典が相当しています。

 

英英辞典のメリット

関連語句を覚えられる

英英辞典のメリットとして真っ先にあげられるのが、調べたい単語を説明するための関連語句を覚えられるということです。英和辞典では「A=あ」というような表記になることがおおいですが、英英辞典では「A=BCD」というように、別の言葉に言い換えて表記されています。

 

そのため、調べたいと思った単語に関連する単語の広がりが出るため、周辺の語彙をカバーできるようになるというメリットがあります。

 

イメージ力を養える

英英辞典を使うことのメリットとして、イメージ力を養うということがあります。よく言われるのが、日本人が「りんご」という単語からイメージするのは、赤い果物ですよね。それが、「Apple = りんご」というように考えてしまうのが英和の世界です。

 

英英辞典では間に日本語が入らないので、英語を英語からイメージしていく必要があります。最初はなかなか難しいですが、だんだん慣れてくると英語をそのまま理解できてきます。

 

僕もイギリスやアメリカに滞在していた時は、だんだんと相手の言葉に対して反射的に答えることができるようになっている感覚があったので、やはりイメージ力は大切です。

 

英英辞典を使うことによるデメリット

とにかく時間がかかる

英語を英語で説明しているので、やはり理解するスピードは英和辞典に比べると遅くなってしまいます。また、イメージができたとしても、それが本当に正しいのかを調べたくなるのが人情なので、英英辞典から英和辞典へのはしごになることもあります。

 

じっくりと勉強する時間を取れればいいのですが、スキマ時間を使っての勉強となると、英英辞典とじっくり向き合う時間を捻出するのが難しそうです。

 

ある程度の語彙力がないと厳しい

ある英単語を英語で説明してあるので、そもそも初心者には向かない勉強法です。いくら説明が簡単な英文とはいえ、その説明を読んで理解できるくらいの語彙力が必要にならからです。

 

英英辞典を読んで単語の意味がわからなければ、その分時間がかかってしまいます。そうすると、上のデメリットがさらに強調されちゃいますね。

 

英英辞典を使うのは中上級者から

メリットとデメリットを考えると、英英辞典を使うのはある程度の語彙力や文章理解力を持った中上級者からということになりそうです。さらに付け加えると、時間に余裕がある時ですね。

 

英英辞典を使ったオススメの勉強法

僕が以前に行っていたのは、英英辞典で難しい単語から簡単な単語へ噛み砕きながら読んでいく勉強法です。例えば、

 

  • anthropology(文化人類学)

the study of the human race, especially of its origins, development, customs and beliefs.

 

  • development(発展)

the gradual growth of something so that it becomes more advanced, stronger, etc.

 

というように、単語を少しずつ読んでいく方法ですね。時間がある時にやると、とてもおもしろい勉強法だと思います。

 

英英辞典デビューにオススメ

最後に、オススメの英英辞典を紹介しておきます。それは、コウビルドの英英辞典です。

Collins COBUILD Advanced Learner's Dictionary

Collins COBUILD Advanced Learner's Dictionary

 

こちらの英英辞典の特徴は、何と言っても英単語の用例がちゃんとした英文になっているんだそうです。

「だそうです」なんて曖昧な書き方をしてしまったのは、僕がコウビルド英英辞典をまだ持っていないからなんですよね。僕はオックスフォードの英英辞典を愛用していて、本当はそれをオススメしたかったのですが、他の英英辞典と見比べたらコウビルドの英英辞典の方がちゃんとした英文になっているということで、欲しくなりました。

 

コウビルドの方は中級者向けということなので、英英辞典のデビューにはちょうどいいかもしれません。

 

まとめ

英英辞典を使うことのメリットやデメリットについて書きました。まとめとしては、英英辞典は中級者以上の学習者にオススメな勉強法だと思います。ただ、やはり時間がかかってしまうというデメリットもあるので、嫌にならないような工夫は必要になるんじゃないかなと。

 

よく英英辞典を使っても意味がなかったという意見もありますが、それはもしかすると英英辞典の説明に使われている基礎的な語彙力が不足しているせいかもしれないので、まずは中級程度の英語力を目指し、そこから英英辞典に取り組んでみるといいかもしれません。

 

それでは、また。

photo by mattrobs