ただ、HDDを収益の柱としているWestern Digitalにとっては、現状のままでは市場が縮小する一方。生き残りをかけるには製品ラインナップをフラッシュメモリー、特にSSDを主体としたものへと転換する必要がありました。このため3月末には手を引いた紫光集団に変わって債券市場から52億2500万ドルの資金調達する計画も伝えられていました。
Sandiskは消費者にとってはSDカードやUSBメモリーのメーカーとして馴染み深いものの、近年はノートPCの内蔵ストレージ向け製品を拡大しており、さらにアップルおよびNvidiaにもフラッシュストレージをOEM供給しています。今回の発表で、SanDisk CEOのSanjay Mehrotraは「Western DigitalがHDDからストレージ全体の先頭企業へと生まれ変わるのを楽しみにしている」とコメントしました。
SanDiskはWestern Digitalの100%子会社となるとのこと。両社による正式な契約締結は5月12日の見込みです。
・サンディスクがHDD大手ウェスタンデジタルによる買収手続き完了を発表。WDはストレージ全体の最大手企業に