寝たきりの兄の家に放火し殺害した疑い 弟を再逮捕へ

寝たきりの兄の家に放火し殺害した疑い 弟を再逮捕へ
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先月、東京・葛飾区で住宅が焼け住人の男性が死亡した火事で、警視庁は、別の放火事件で起訴された弟が住宅に火をつけて男性を殺害したとして、11日にも放火と殺人の疑いで再逮捕する方針を固めました。警視庁は、男性が寝たきりの状態で住宅に火を付ければ逃げられないことは明らかだとして、殺意があったと判断したということです。
先月9日、東京・葛飾区西亀有で住宅の一部が焼ける火事があり、この家に住む長尾豊さん(61)が死亡しました。
警視庁は、別の放火事件で起訴された長尾さんの弟で川崎市麻生区の長尾伸二被告(58)が住宅に火をつけたことを認めたことから捜査を進めていました。
その結果、長尾被告がガソリンが入った缶を住宅に持ち込んで火をつけ豊さんを殺害したとして、11日にも放火と殺人の疑いで再逮捕する方針を固めました。
警視庁によりますと、豊さんは寝たきりの状態で自力でベッドから起き上がることができず、住宅に火を付ければ逃げられないことは明らかだとして、長尾被告には殺意があったと判断したということです。
警視庁は、詳しいいきさつや動機を調べています。