先日一時的に公開したノウハウを有料で販売する輩が出てきたので、この記事でその答えを発表しようと思う。
Google検索順位1位を取るために使った方法は
内部コンテンツをキーワードで最適化し、キーワードにおける評価が高いドメインの「新規記事ページ」への「リダイレクト(301)」
である。
これを行った一番の理由はリダイレクト元であるfreelifer.jpのタイ専門サイト化を進めているからだ。ブログ、ブロガー関連のキーワードでの評価をこちらのサイト(bloglifer.net)へ流す目的で
から
http://www.bloglifer.net/entry/pro-bloggerへ
リダイレクトを送った。
その結果として検索順位が1位になっている。
時期的な指定をしたのは、キーワードの指定をするなら、誰でも特定の日に出来るという事を証明したかったためである。
目次
検索順位が1位にまで上昇した理由
厳密な理由はわからないし、わかっていても答えることは無いが、過去何度か同じような事を行った結果、「特定の条件下」でのリダイレクトが1位にまで上昇する事はわかっていた。特定の条件とは、ドメインにおけるキーワードの評価が高く、ターゲットに「最適化」された「新規」のコンテンツだった点である。
新規のコンテンツ
基本的に、上位のサイトを抜かすには、相対評価で上回らなければならない。しかし、抜かした事のないサイト(当時はBlogger)の評価を調べるには限界があるかと思う。内外部の評価だけでGoogleも検索順位の判断をしていないからだ。
それでも新規のコンテンツはこの相対評価が適用されない例外的な待遇を受ける事が出来る事がわかっていた。この場合の新規とは、キーワードにおける検索結果に初めて表示されたという意味で新規である。新しい投稿でも、すでに投稿されているキーワードで検索結果に表示されていない記事でも構わない。従って、当時ブロガーのキーワードで検索結果に「載っていなかった」記事にリダイレクトを送った。
結果として検索結果に1位に表示されたのはご存知の通りである。
ドメインにおけるキーワードの評価
Googleは検索エンジンに表示するページの順位を相対評価で決めている。ただ、検索エンジンに表示するページを基本的に1ドメイン1ページにしている事実もある。本来ならドメイン毎に制限を加える事なく、相対評価で高いページを検索結果に表示すべきであって、1サイト1ページに限ってはいけないはずだ。従って、Googleはページ毎の相対評価以外にも、ドメイン(サイト)毎のキーワードにおける評価を決めていると見ていると結論付けた。これはドメインパワーといったものとは別の評価である。
リダイレクトを送る前もfreelifer.jpはブロガーで4位、bloglifer.netも10位にランクインしていた。この評価が合わさって1位になった可能性もあるだろう。ちなみに、リダイレクトを送る前ブロガーのキーワードで10位に表示されていたのは下記記事である。
以上の条件下では、過去に何度も1位 を獲得した事があったので、ブロガーでも同様の結果になることは予想出来ていた。
ターゲットに最適化されたコンテンツ
リダイレクトを用いる用いらないに限らず、ビッグワードで上位表示をさせるための考え方としては、1ページ目に表示されているサイトでどんなターゲットを想定しているかを調べるという方法がある。
例えば、現在「ブロガー」のキーワードで1ページ目に表示されている記事を見てみると
blogger.com 1位(無料ブログサービス)
bloglifer.net 2位(プロブロガーになる方法)
ameblo.jp 3位(ブロガーランキング)
gagaakito.com 4位(稼いでいるブロガー)
画像一覧
wikipedia.org 5位(ブロガーの意味)
wikipedia.org 6位(bloggerの意味)
official.ameba.jp 7位(ママブロガーランキング)
official.ameba.jp 8位(ママブロガー一覧)
adminweb.jp 9位(bloggerの使い方)
※上記はPC上における2016年5月10日時点の順位。モバイルでは
bloglifer.net 1位
ameblo.jp 2位
blogger.com 3位
の順番になっている。これはモバイル検索ユーザーで無料ブログサービス(Blogger)を求めている人が少ないからだろう。
PCの検索結果において、それぞれ訪れるユーザーの種類で分類すると、
・ブログを始めたい人(Blogger、ブロガー用のノウハウ)
→ blogger.com(1位)、bloglifer.net(2位)、adminweb.jp(9位)
・ブロガーとbloggerの意味を探している人(Wikipedia)
→ wikipedia.org(5、6位)
・有名ブロガーを探している読者(ブロガーランキングなど)
→ ameblo.jp(3位)、official.ameba.jp(7、8位)
ここで検索順位別のクリック率を見てみると(グーグル検索結果の順位別クリック率より、)
1位 31.24%
2位 14.04%
3位 9.85%
4位 6.97%
5位 5.50%
6位~10位 3.73%
となっている。
単純計算になるし、キーワードによってクリック率も異なると思うが、ブロガーで検索している人のユーザーの割合は大体
ブログを始めたい人(1、2、9位)→49.1%
意味を探している人(5、6位)→9.23%
ブログ読者(3、7、8位)→17.31%
であると考えて良いだろう。
もしあなたが外部評価で検索結果が左右されないと考えた場合、どのターゲット向けにコンテンツを提供する事が1ページ目に表示させるために一番簡単と思うだろうか?
ブロガーランキングサイト等を作ることが容易な人は、ブログ読者向けのコンテンツでも良いかと思う。しかし、自分の場合は、ブロガーで検索する人の5割が「ブログを始めたい人」だった点、かつブログを始めたい人向けにコンテンツを書く事が最も容易だったので、この記事をピックアップする事にした。
実際コンテンツの内容が検索順位にどこまで「即効的な」効果があるかはわからないが
▶ ユーザーの検索結果からのクリック数が増える(キーワードからの離脱を防ぐ)
▶ どのユーザー向けに書かれているものか、キーワードの関連性でGoogleは判断出来る
以上の点でコンテンツの最適化は効果的に働いている可能性が高いかと思う。
リダイレクトを使う上での注意点
勘の良い人ならわかると思うが、この方法を用いれば販売ページを直接検索エンジン結果に載せて成約率を高める事も出来る。ネットショップ運営者や情報商材を売ってる人が悪用すれば検索エンジンの結果は酷く荒れるかと思う。
また、トレンドアフィリにも利用出来て、検索需要が高まりそうなページから特定のキーワードで書いた新しい記事へと流せば、アクセスだけでなく大きなバズを起こす事も出来るだろう。
ただ、リダイレクトは順位を下げる可能性となるだけでなく、詐欺ページや販売ページへと誘導するような悪意のあるリダイレクトはペナルティの対象にもなっている。
ペナルティリスクを避けたいなら
▶ キーワードで評価の高かったサイトからサイトへリダイレクト
評価の偽装を避けるため
▶ コンテンツの同一性
ブログ記事から販売ページなどへのリダイレクトは悪質なリダイレクトとされる。
以上の点は頭に入れておいた方が良いかと思う。
ちなみに、この記事を内容を信用して当方法を用い、検索順位が下がったり、ペナルティを受けた場合も一切の責任を負いません。
ノウハウを見破ったのは誰か?
ある人は自分が見破ったと主張しているが、誰か個人が見破ったというよりも、他人の答えから推測して1つの答えを導いたというのが正しいかと思う。
最初に、リダイレクトの疑いを指摘したのは下記アカウントの方だった。
@freelifer1
— 秋山たかし (@kiriyama987) 2016年5月3日
初めましてよくわかってないのですがもしかしてリダイレクト的な事が関係してたりりますか?
そして、具体的にどこからどこへのリダイレクトかを見破ったのは下記アカウントの方である。
もしかすると、この記事(https://t.co/ta0LTwS0VO)を一時的にこちら(https://t.co/eP0oUyOca4)へリダイレクトさせていたんじゃないでしょうか?自信ないですがw。 / “「ビッグワードで特…” https://t.co/PiXaROPxwB
— 山本真一@WEBコンサルタント (@ShinichiYamamot) 2016年5月4日
その後、上記ツイートをリツイートした上で下記のようなツイートが出てきている。
「ブロガー」1位になった方法は「ブロガー」で上位表示されている別のページからリダイレクトをしたで間違いない。サイト内検索をかけたら「ブロガー」1位のページ内容が表示されているしキャッシュも「ブロガー」1位ページの内容が表示されている pic.twitter.com/e5hgpMqm5D
— SEO対策 (@creditcardmiu) 2016年5月4日
検索結果にhttp://freelifer.jp/?p=1358が表示されていたのは大きなヒントになったかと思う。これが公開していなかったサイトからのリダイレクトだったら、具体的なリダイレクトは見破る事が出来なかったはずだ。
もちろん、単純なリダイレクトだけでは元の記事の順位(4~6位)に落ち着くだけなので、1位にはならない。
そこで、自分がコンテンツの新規性とサイトごとのキーワード評価を利用した事を匂わすヒントを与える。
ヒント:https://t.co/F3K2RK6mFAというサイトで「所長」のキーワードで検索結果10位に表示されている個別記事があるとします。
— 付利意雷布亜@タイのホテル (@freelifer1) 2016年5月3日
この記事を削除するとどうなるでしょうか? https://t.co/TYiKTVUOL2
すると、仕組みを理解できているかどうかは不明だが、正解にしても良い答えも出てきた。
「ビッグワードで特定の日に検索順位1位!」←チートを使っているので騙されないようにね - 踊るバイエイターの敗者復活戦
301とかカノニカルを使った?
2016/05/05 10:09
「ビッグワードで特定の日に検索順位1位!」←チートを使っているので騙されないようにね - 踊るバイエイターの敗者復活戦
上位に付いてる同ジャンルの別ページを削除して、リダイレクトして順位のパワーを送ったとか?
2016/05/04 17:55
カノニカルとリダイレクトについては下記記事も参考に。
ネット上で公開質問をすると、様々な答えが出てきて、その他人の答えから答えを推測する人が出てくる。これ自体は別に悪いとは思わない。しかし、問題はその答えを独自に見破ったと言い張ってコンテンツを販売する行為かと思う。
この独自に見破ったノウハウかどうかの点は争うつもりもないが、人の名前を利用して非公開にしたノウハウを有料で販売することは認めていない。今後の対応はこっちが決めるので、専門家と良く相談した上で裁判所オフ会の可能性も秘めつつ進めたいと思う。
ただ、1つ言えるのは、一度公開したノウハウを非公開にすれば、当然見ることが出来なかったユーザーは気になるわけで、それを販売する輩が出た時に被害を被るのは目に見えてたと個人的には後悔している。注目度が高ければ高いほど、購入者が出てくるだろう。
電子書籍も無断で引用される事が多かった。今後はサイトが飛ばない限り、有料コンテンツの販売もする事はない。
世の中常識のある人ばかりではないと、つくづく実感させられた一連の出来事であった。
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