ソウルのウォーカーヒル免税店、16日に閉店

昨年の事業者審査で落選

 韓国のSKネットワークスは9日、運営するソウルの「ウォーカーヒル免税店」を16日に閉店すると発表した。

 同店は昨年11月、同年末までに事業権が切れるソウル市内の空港型免税店(酒税やたばこ税などが免除される免税店)の運営事業者審査で落選。臨時措置として営業期間を半年間延長して運営を続けていた。韓国では現在、免税店事業権を5年ごとに再審査することになっている。

 ウォーカーヒル免税店は、下半期に予定されている新規事業者審査に再挑戦する計画だ。SKネットワークスのチャン・セチャン部長は「200人余りの免税事業部社員は新規免税店の入札業務などに従事するが、700人ほどの派遣社員はひとまず店を離れざるを得ない」と伝えた。

 同店と同じく昨年11月の審査で落選したロッテ免税店の「ワールドタワー店」も6月30日に営業期間の臨時延長が終了するため、閉店することになる。業界関係者は「もし下半期に両店が新規事業者に再び選定されたとしても、数カ月間、閉店していれば数千億ウォン(数百億円)の売り上げ損失は避けられない」と話している。

イ・ミジ記者
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