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〈田母神逮捕〉「福島の愛人」と「使途不明5000万円」

 投稿者:東京新報  投稿日:2016年 5月10日(火)15時47分43秒
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〈田母神逮捕〉「福島の愛人」と「使途不明5000万円」

「閣下」の愛称で保守層の支持を集めてきた元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏(67)が十四日、一四年の東京都知事選で運動員に報酬を支払ったとして公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

 逮捕劇の端緒となったのは小誌一五年三月五日号の記事だった。この記事で、小誌は田母神氏の政治資金管理団体「東京を守り育てる都民の会(のちに「田母神としおの会」に改称)」で一部の資金が使途不明になっており、総額二千万円にのぼる運動員への“買収リスト”が存在することを指摘したのである。
「文春の報道を受け、田母神氏は、一四年の収入一億三千三百万円のうち『三千万円を私的に流用した』として元会計責任者Aを刑事告訴。さらに予定されていた運動員への報酬総額二千万円とあわせて、同年の収支報告書に『使途不明金五千万円』を計上した。その後、当時の選対本部長が、田母神氏にも私的流用疑惑があるとして東京地検に告発しました」(社会部記者)
 その結果、田母神氏と選対本部の事務局長を務めた島本順光容疑者(69)が逮捕された。
「運動員の貢献度に応じた報酬リストを作成したのは島本氏。今回の容疑は、それを田母神氏が了承し、運動員五人に対し二百八十万円が支払われ、島本氏自身も二百万円を受領したとするものです」(同前)
 小誌は、前出の記事で「閣下 14000000」と記載された内部資料を入手、千四百万円が田母神氏個人に渡ったカネであると報じた。
「地検はこのうち四百五十万円ほどが私的流用にあたると見ています」(同前)
 田母神氏本人は今年三月の強制捜査後に、会見を開き、「私的流用」の内容をこう釈明した。
「かみさんを外国に連れて、誰かと会うために洋服を買う場合は政治資金にあたると説明があった」
 事務所関係者が語る。
「田母神氏は、本妻とは長年にわたって離婚調停中で別居している。毎月二十七万円を送金し、『半分は政治資金から出している』と漏らしていました。ですからここでいう“かみさん”とは、公然の付き合いだったBさんのことです。実際、周囲には『女房です』と紹介していました」
 Bさんとはどのような女性なのか。
「福島県で塾を経営していて田母神氏が現地で講演した際に出会った。田母神氏が『仕事をやめて東京に来てくれ。月に最低百万円は保証するから』と口説いて同棲していた。途中から三十万円くらいになっていたそうだが、Bさんはそれが政治資金から出ていたのではと疑っていた。そのなかにはBさんへ買ってあげた衣服などがあったとも言われている」(同前)
 小誌は、Bさんに手紙で取材を申し込んだが返答はなかった。一方、田母神氏の弁護士は「(公職選挙法違反について)否認します。それ以外は申し上げられません」と回答。
 七月の参院選出馬に意欲をみせていた田母神氏だが、この逮捕劇で万事休す。「悪名が轟いた」とさすがに断念したという。

「週刊文春」2016年4月28日号
 
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