【将棋】羽生4冠、人工知能と対局を示唆!
2016年5月10日6時0分 スポーツ報知
将棋の羽生善治4冠(45)=名人、王位、王座、棋聖=が9日、人工知能(コンピューター)との対局について「近々のうちに何らかのアナウンスはあると思います」と含みを持たせる発言をした。
ナビゲーターを務めたNHKの番組「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(15日放送)の取材会に出席した将棋界の第一人者は、以前からファンが注目を寄せる人工知能との勝負の可能性について問われ、「ちょっとタイミング的に少し問題がありまして、今の段階では何も言えません」と笑顔で語った。
2011年に始まった「電王戦」から将棋棋士とコンピューターとの対局は本格化してきたが、複数のタイトルを持つ立場上の問題もあり、羽生の参戦はまだ実現していない。昨年、優勝者がコンピューターと対局することになる公式戦「叡王戦」にもエントリーしなかった経緯があり、今回の発言は異例と言える。
番組は、羽生が世界各国の人工知能開発の最前線を取材したもの。今年3月、世界最強と称される韓国の囲碁棋士に圧勝した人工知能「アルファ碁」の開発者に自らインタビューをする場面もある。