女子中学生2人がメモ「人間関係の悩み 死にたい」
k10010514751_201605101218_201605101219.mp4
9日夜、東京・品川区の駅で電車にはねられて死亡した13歳の女子中学生2人は「人間関係の悩みがあり、死にたい」などと書かれたメモを、それぞれのカバンに残していたことが分かりました。警視庁は2人が自殺したとみて詳しい状況や動機を調べています。
9日午後7時20分ごろ、東京・品川区の東急大井町線の荏原町駅で、いずれも同じ区立中学校に通う中学2年生の13歳の女子生徒2人が、構内に入ってきた電車にはねられて死亡しました。
警視庁によりますと、電車は駅を通過する急行電車で、2人が一緒にホームから線路に飛び込む様子を運転士らが目撃しているということです。警視庁のその後の調べで、2人の女子生徒は「人間関係の悩みがある。死にたい」などと書かれた手書きのメモをそれぞれのカバンに残していたことが分かりました。メモはA4サイズの紙で数枚にわたって書かれていたということです。2人は、9日の午後6時すぎに部活動を終えて下校したあとそのまま駅に向かったとみられるということで、警視庁は2人が自殺したとみて詳しい状況や動機を調べています。
警視庁によりますと、電車は駅を通過する急行電車で、2人が一緒にホームから線路に飛び込む様子を運転士らが目撃しているということです。警視庁のその後の調べで、2人の女子生徒は「人間関係の悩みがある。死にたい」などと書かれた手書きのメモをそれぞれのカバンに残していたことが分かりました。メモはA4サイズの紙で数枚にわたって書かれていたということです。2人は、9日の午後6時すぎに部活動を終えて下校したあとそのまま駅に向かったとみられるということで、警視庁は2人が自殺したとみて詳しい状況や動機を調べています。
品川区教委 原因究明を指示
品川区教育委員会は、女子生徒2人が通っていた区立中学校に対し、原因を究明するとともに、カウンセラーと連携してほかの生徒が動揺しないようにするため心のケアを行うよう指示しました。
教育委員会によりますと、亡くなった2人について、これまでのところいじめやトラブルなどの報告は受けていないということです。区立中学校では、10日はふだん通り授業を行っていて、今後、臨時の保護者会を開いて2人が亡くなったいきさつなどを説明したいとしています。
教育委員会によりますと、亡くなった2人について、これまでのところいじめやトラブルなどの報告は受けていないということです。区立中学校では、10日はふだん通り授業を行っていて、今後、臨時の保護者会を開いて2人が亡くなったいきさつなどを説明したいとしています。
「死を選んではいけない」
馳文部科学大臣は、閣議の後の記者会見で「どういうスイッチが入ってそういう行動に出てしまったのか、何か心に重くひっかかるものがあったと思う」と述べました。そのうえで「見えない部分を読み解くための情報を集めて分析する必要があるが、いかなる理由があろうとも自殺をしてはいけないし、死を選んではいけないと言いたい」と述べました。