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【首都スポ】

関東大学サッカー 明大が3発快勝で2位浮上

2016年5月9日 紙面から

明大−駒大 前半7分、先制点を決める明大の柴戸(6)=甲府市の山梨中銀スタジアムで(関陽一郎撮影)

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◇明大3−1駒大

 明大、快勝で2位浮上!! 第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は8日、各地で第6節最終日の1部1試合、2部5試合を行い、1部では前節まで5位の明大が同じく4位の駒大に3−1で快勝し、得失点差で2位に浮上した。4試合ぶりに白星の明大はMF柴戸海(3年・市船橋)が先制点など2得点に絡む活躍を見せた。首位筑波大から4位早大までが勝ち点11で並び、7位駒大が同8と、勝ち点3差に7校がひしめく大混戦となっている。

 明大が首位戦線に戻ってきた。開幕戦以来となる3得点で快勝し、トップグループに勝ち点で並んだ。勝利の原動力はボランチの柴戸だ。まずは開始早々の前半7分、駒大ゴール前でセカンドボールに反応し、右足で先制の一発。豪快なシュートに対し、相手GKはなすすべがなかった。今季初得点の柴戸は試合後、「早い時間帯に点が取れて、チームにいい流れをもたらせたと思います」と笑みをたたえた。

 そして、さらなる圧巻プレーが後半4分に飛び出した。グラウンダーのロングパスを鮮やかに自陣から前線へと通し、FW岩田拓也(4年・FC東京U−18)のチーム3点目を呼び込んだ。「自分でゴールを決めるのも、もちろんうれしいですけど、パス(が得点につながるの)もかなりうれしいです」と話す柴戸の表情は、自身のゴールシーンを振り返ったときよりも緩んでいた。

 4戦ぶりの白星で、前節までの5位から2位へと浮上した。ヒーローは「勝てない試合が続いていたので、この勝利は自信になりますし、大きいです。いい試合でした」と誇らしげに胸を張った。 (関孝伸)

◆種岡今季初得点も駒大完敗

 勝てば2位以内だった駒大は完敗。後半38分にCKからヘディングで今季初得点を決めたMF種岡岐将(4年・市船橋)は「明大はうまかったですが、うちはあと一歩走れなかったりして、自分たちから落ちていった試合でした。明治の小出は高校の同期、柴戸は後輩なので、個人的にも負けたくありませんでした」と残念がった。それでも、まだ首位グループとは勝ち点3差。「駒沢のサッカーを徹底していきます」と前を向いた。

     ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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