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【プロ野球】

山口が今季初完投 1失点で2勝目

2016年5月9日 紙面から

完投勝利を飾り、ファンの声援に応えるDeNA・山口(吉澤敬太撮影)

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◇DeNA7−1広島

 DeNAが2カード連続の勝ち越し。1回にロペスの3ランで先制し、4回は倉本が2点二塁打。8回には梶谷の2ランで突き放した。緩急を使い分けた山口が7安打1失点に抑え、今季初完投で2勝目。広島は福井が4回途中で降板し、首位から陥落した。

      ◇

 勝利のハイタッチを交わしながら、達成感に包まれた。DeNAの山口が今季初完投で2勝目。「打線が初回から点を取ってくれて、最初から完投するつもりでいた。7、8、9回にもう1個ギアを上げられた」

 威力のある真っすぐを主体に、好調コイ打線を初回の1点だけに抑え込んだ。味方の大量援護にも恵まれ、119球ですいすいと投げ切った。広島戦の先発は過去8戦で0勝2敗、防御率6.00だったが、相性の悪さも乗り越えた。

 指揮官からの「完投指令」に応えた。前回1日の阪神戦(甲子園)では5点リードの7回無死満塁で降板。救援陣が崩れて逆転負けを喫した。横浜に戻り、ラミレス監督に問い掛けられた。

 「完投できると思うけど、どう思う?」

 「いけると思います。常に150球ぐらいは投げるつもりでいるので」

 「よし。じゃあ、次は最後までいこう」

 これまでは主にリリーフ役で通算24ホールド、111セーブ。救援陣のきつさを身をもって知るだけに「中継ぎ投手がずっと投げていたので、休ませることができて良かった」とうなずいた。

 エースへと期待するラミレス監督は「快勝だね。山口は制球力が良かった」とご満悦。ビジターでの勝ち越し、2カード連続勝ち越しはいずれも今季初で、「これからの良い流れにつながる」と上昇気流に期待していた。 (小林孝一郎)

 

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