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【プロ野球】

内海、あす今季初先発 投壊食い止める!

2016年5月10日 紙面から

ブルペンで投球練習に打ち込む巨人・内海=ジャイアンツ球場で(園田佳子撮影)

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 ベテラン左腕が巨人の投壊を食い止めるか。9日、ジャイアンツ球場で投手練習に精を出す巨人・内海哲也投手(34)の姿があった。11日の阪神戦(甲子園)で今季初先発する。

 現在1軍で先発ローテーションといえるのは菅野、田口、今村、高木の4人。開幕はローテに組み込まれていたポレダが4月末に制球難のため登録抹消され、昨季13勝をあげたマイコラスも右肩の張りを訴え調整中。深刻な先発不足。4日の広島戦(東京ドーム)で江柄子、6日の中日戦(同)では長谷川を初先発させたが、ともに5回途中KOで敗れた。

 左肩痛から復帰を目指す内海はキャンプを1軍でスタートしたものの、オープン戦で防御率10・32と振るわず開幕1軍を逃していた。イースタンでは6試合で1勝2敗。防御率は4・28と、従来の安定感はまだ発揮されていないが江柄子、長谷川よりも経験値は高い。

 この日のブルペンでは54球を投げた内海。オープン戦以来の1軍マウンドに、ベテランといえども緊張は隠せない。「がちがちに緊張すると思いますけど、緊張感というか、良い状態で試合に入っていければいい。ローテに入ったからにはもちろん最後まで守り抜くつもりで」と気を引き締めた。

 高橋監督は「誰が投げようと期待はしています」と話していた先発。若手に経験値を積ませることも大切だが、大量失点が続く現状では、場を引き締めてくれるベテランに期待したい。 (園田佳子)

 

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