2016-05-09

美人に生まれたかった

私は顔の造りが悪い。

清潔感には人一倍気を配っているが、何しろベースが悪い。鼻が低くて唇が分厚い。

先日、好きな芸能人ファンイベントに参加したら、客席中5人に私物プレゼント抽選会が行われた。

当選した人がひとりひとり呼ばれて立ち上がり、その場でサインが入った私物を手渡される。

4人目に、少しふくよかだけど綺麗なお姉さんが立ち上がったとき、彼が明らかに嬉しそうな表情を浮かべて「おめでとうございます!」という声も少し上ずっていて、あぁやっぱり可愛い子がファンだと嬉しいんだろうなと生暖かい気持ちになった。

5人目、最後の一人の当選者はなんと私だった

私が立ち上がったとき、それまでウキウキしてた推しがこちらを見てフッと真顔に戻ったのを見て、プレゼント当選者になった嬉しさより自分の見た目の悪さに悲しくなった。

美人に生まれたかった。

ちなみに、上で触れた4人目のお姉さんは友達がいないみたいでいつも一人でイベント舞台に来ている。

ぼっちなのに推しとも仲良く話している。

友達が多いことだけが私の心の救いだ。

でもやっぱり友達がいなくてもいいか美人に生まれたかった。

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