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シャープがドバイでイチゴ工場を販売 LED自社技術を活用

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シャープがドバイでイチゴ工場を販売 LED自社技術を活用

 シャープがLEDなどの自社技術を活用した栽培設備で実ったイチゴ=ドバイ  シャープがLEDなどの自社技術を活用した栽培設備で実ったイチゴ=ドバイ

 シャープはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、イチゴを生産するコンテナ形の栽培設備(植物工場)の販売を年内にも始める。発光ダイオード(LED)などの自社技術を活用。こうした新しい事業を次々と立ち上げて経営再建に弾みをつけたい考えだ。

 中近東では日本品種の甘いイチゴは人気が高いが、ほとんど出回っていないため高級品になっている。今月中にもドバイに試験的な設備を置いて、商社や地元のスーパー、飲食店などに売り込む。将来的にはUAE以外の展開も見込む。

 工場はコンテナ形の設備を八つ組み合わせる独自の方式を採用した。大規模な建物が必要な植物工場は10億円ほどの費用がかかる。規模を小さくして、費用を1億円以下に抑えたのが特徴だ。イチゴは最多で1日当たり300~400個生産できるという。

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