今朝も『週刊少年ジャンプ』のデータをダウンロードしてハンターハンター最新話が掲載されていることを確認、ほっと胸をなで下ろした錠前(@jomae_yasushi)ですこんにちは。
それはそうと、ようやく連載が再開された350話で暗黒大陸編が少し前に進んだと思った矢先、翌週の351話で本編には(おそらく)関係してこないクロロ=ルシルフルとヒソカ=モロのバトルがキャッチホンよろしくいきなり割り込んできました。
アツい展開必至の暗黒大陸編に高まる興奮を抑えきれない私としては、全く関係のないバトルを突如ぶち込まれて「う、ウソォ…!?」と腰砕けになるとともに、つまりヒソカやクロロを含む旅団メンバーは暗黒大陸には噛まないってこと…?と少し寂しい気持ちに(詳細は不明ながら大して絡んでこなさそう)。ヒールでありながら人間らしい情緒を時折垣間見せてくれる旅団大好きクラスタとしては、非常に残念なのです。
で、バトルがどう転ぶかまだ分からないけど、せっかくなのでひとまず今のところの感想でも。
※この記事はネタバレを含みます
舞台として天空闘技場を選んだのは納得
2人のガチンコバトルが展開されるのは皆さんお馴染みの天空闘技場。念を覚えたてのゴンとキルアの姿が脳裏に浮かびます……。
一対一、サシでのバトルを存分に描くにはおあつらえ向きのステージですね。
〔冨樫義博『HUNTER×HUNTER』より〕
幽遊白書の暗黒武術会なんかもそうだけど、この手のでかい正方形の石板が敷き詰められた闘技場タイプのステージ、いいですよね。好き。
地形や構造物だったり他の人間だったりの干渉が許されず生のままの実力がぶつかり合うしかない状況が否応なく作り出される、ガチンコバトルには最高の舞台ですから。
クロロとのガチのサシバトルを望んでいたヒソカにとっては願ってもない条件だし、クロロとしてもヒソカが納得のうえ命を賭してぶつかってきてくれる=ここで倒せばヒソカ払いが完了する、ってことで、両者にとって利があるわけですよね。クロロにしてみればほとんどヒソカ側に引っ張られたかたちでの利ではありますが…。
そんなわけで、2人が決着をみる場としては至極妥当なショバチョイスだと思いました。
てかクロロの顔変わりすぎでは?
351話の冒頭で「え…?」と思ったんだけど、クロロ顔変わりすぎじゃないですか…?
私の記憶違いかしら…とコミックスを捲ってみると、やっぱり全然違う。
〔冨樫義博『HUNTER×HUNTER』より〕
以前に比べて間延びしたような顔貌になっていて(ヒアル鼻っぽい感じ)、知的で落ち着いた、しかし酷薄な印象はどこへやら、全国のクロロファンが嘆き悲しむ様子が目に浮かびます(そうでもない…?)
どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、やっぱりちょっとしっくりこない。
除念完了をクラピカは感知している?
加えて気になったのはクロロの念能力とクラピカのこと。
ヨークシンが舞台になった幻影旅団編は、クロロの胸にクラピカの鎖(ジャッジメントチェーン)が突き刺さり、クロロの念能力が封じられることで幕を閉じたわけですが、いつの間にやらちゃっかり除念を完了してヒソカとのバトルに臨んでいる団長。
〔冨樫義博『HUNTER×HUNTER』より〕
グリードアイランドにいたアベンガネ(ボマーの爆弾を自分だけ解除して逃げおおせた除念師)に除念してもらったっぽいですが、自身の念が解除されたことをクラピカが感知していないというのが気がかり。いや、感知しているけど仲間の眼を取り戻すことを優先してひとまず放置しているとか?
あとクロロのそばに念獣がいないことから、除念後の念獣は被解除者ではなく解除者に憑りつくのかもしれませんね(クラピカは生きているし解除条件を満たしたとも思えない)
そもそも除念を行ったのはアベンガネとは異なる除念師なのか? もしくはアベンガネはあれ以外にも除念の方法を持っているのか? などなど、とにかく団長の除念周りには不明点が多いので、追って伏線が回収されることを願います。
クロロの能力がヒソカ的にも読者的にもめんどくさいことに
で、ようやく肝心のバトル内容についてなのですが、クロロの能力が非常にめんどくさいことになってます。
ヒソカは以前と変わらず「伸縮自在の愛(バンジーガム)」が主体で隠し玉に「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」、それ以外にも何かあるのかも…?くらいでシンプルなものですが、クロロがものすごい。
・盗賊の極意(スキルハンター/クロロ自身の能力)
他者の念能力を盗み、具現化した本に閉じ込め自分の能力として使うことができる能力。
・携帯する他人の運命(ブラックボイス/シャルナークから借りた能力)
アンテナを刺した対象者を携帯電話で操る能力。同時操作は二体まで。
・番いの破壊者(サンアンドムーン/流星街で盗んだ能力)
左手で太陽の刻印を押し、右手で月の刻印を押す。互いの刻印が触れ合うと爆発する能力。
・栞のテーマ(ダブルフェイス/クロロ自身の能力)
本を閉じてもしおりを挟んだページの能力を維持できる。開いたページの能力と併用も可能。
・神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク/コルトピから借りた能力)
左手で触った物体の複製を右手から創り出す能力。複製体は作成から24時間後に消滅する。
・人間の証明(オーダースタンプ/盗んだ能力)
スタンプを押した人形を操作する能力。操作可能数は多いが複雑な命令は与えられない。
・転校生(コンバートハンズ/盗んだ能力)
右手で触れると相手が自分の姿になり、左手で触れると自分が相手の姿になる。
ストーリー上の登場順でざっと挙げてみましたが、これだけの能力をもって本気でヒソカを潰しにきています。両手を使用する能力が3つ(サンアンドムーン、ギャラリーフェイク、コンバートハンズ)あるうえに、本・しおりを用いた片手・両手の切り替えがあるせいでかなりややこしいことに…。ついていくのが結構大変です。。
元来スキルハンターは片手で使用能力ページを開いている必要があったところ、ダブルフェイスのおかげで本を閉じた状態(両手を使用できる)で盗んだ能力を使えるようになりました。また、しおりを挟んだページの能力と、本を開いたページの能力の同時使用も可能に。
ブラックボイスのアンテナを刺すかサンアンドムーンでヒソカの身体に爆弾を設置してしまえばほとんどゲームセットなわけで、クロロはその他能力を駆使したあの手この手でチェックメイトを目指せばよいだけという用意周到さですよ。
〔冨樫義博『HUNTER×HUNTER』より〕
天空闘技場には大量の観客がいるわけで、コンバートハンズで自分を観客の誰かに変身させて潜伏、そのうえでヒソカの隙をつくって寸法ですね。例えばコンバートハンズにしおりを挟んで潜伏したまま観客を自分の姿に変身させ、本を開いてブラックボイスを発動、操作することもできたりするかもで、名実ともにヒソカピーンチ、な感じ。バトル2週目にしてワクテカってきました。
てなわけで、暗黒大陸編が前に進まないことに不満はあるものの、クロロ×ヒソカのバトルも何やかんやで楽しめるハンターハンターさすがって感じなのでした。
できるだけ長く掲載が続くことを祈りながら今週も働きます…。