熊本 益城町 漬物工場が手作業で生産再開

熊本 益城町 漬物工場が手作業で生産再開
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一連の地震により熊本県益城町では多くの企業や商店が被害を受け、操業や営業を停止していますが、手作業で生産を再開した漬物工場もあります。
益城町にある創業およそ50年の「吉原食品」は、地元向けにキムチや漬物を生産し、販売しています。
会社によりますと、販売所などが入る2階建ての建物が全壊したほか、キムチや漬物を作る工場も、建物の倒壊の危険性を判定する応急危険度判定で「危険」と判定されました。
地震からまもなく1か月たつ今も工場再開のめどは立っていないということですが、得意先からの注文が少しずつ来るようになり、安全が確認された別の建物で手作業による生産を再開しました。
売り上げは地震前の10分の1以下にまで落ち込んでいるということで、会社の吉原文子さん(82)は「会社はひどい状態だが、得意先のためにも元の従業員のためにも早く会社を再建したい」と話しています。