こんにちは、Shinです。ぼくのオススメの一つに、「エッセンシャル思考」という本があります。
結局エッセンシャル思考とは何なのか、自分の経験も挟みつつ解説していこうかと。簡単にまとめると、ぼくらの中に前提としてある3つのウソを修正することが、この本の目的であると考えています。
エッセンシャル思考その1:「やらなくては」ではなく「やると決める」
一つ目はこちら。「やらなくては」ではなく「やると決める」。
改めて日々の活動を振り返ってみてください。それらの活動について、どのような想いを持っていますか。「やらなくては・・・」、そういう受身のネガティブな想いでやっていたとしたら、早急に改善する必要があります。
仕事でもプライベートでもそうですが、「やらなくては・・・」と思いながらやる活動でいいパフォーマンスが出ることはほとんどありません。そういう「やらされ仕事」をしているときにぼくらが思うのは、「こんなことやりたくないな、遊びたいな」、それだけです。そんなことをするぐらいならば、やらないほうがマシです。
ではどうすればいいかというと、「自分でやると決める」こと。そういうダラダラしたやらされ仕事から脱却するには、自分自身でそれをやると引き受け、集中してこなすことが唯一の策なのです。
仕事で「やらなくちゃ・・・」と思っているときは危険です。クオリティも落ちますし、時間効率も悪い。そういうときは、「なぜそれをやらないといけないんだろう?ぼくがやる理由とはなんだろうか?」と、納得いくまで考え抜くようにしたほうがいいのでしょう。
ぼくも結構、「●●しなきゃ」と思ってしまうタイプなんですよね。で、そうやっていやいややったときは全然パフォーマンスが上がりません。ぼくは仕事も好きですし、ブログを書くのも好きですし、人の相談に乗るのも好き。それはウソではありません。しかし、タイミングや気分、体調によって「なんかやりたくねえな」と思うこともあります。
そういうときは、無理やりやることは極力しません。「ブログ書くの面倒くさいな、特に書きたいこともないな」というときは、好きな本を好きなように読んだり、友達と飲みにいったり、奥さんとデートしたり。そうやってリフレッシュしてからのほうが質の高いアウトプットを短時間で出すことができますし、自分の精神衛生上もとてもよい。
「やらなくちゃ」「しなきゃ」と思ったときは、一歩立ち止まって「今やりたいことはなんなのかな?」と自分に問いかけてあげることをオススメします。
エッセンシャル思考その2:「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
二つ目はこちら。ぼくらはどうしても「あれも大事、これもやらないと」という風にムダに多くのタスクを抱え込み、結局パンクしてしまうことが多いです。結論から言うと、その思い込みは完全に間違いです。
ぼくたちが大事だと思っているほとんどのことは、大事でもなんでもない瑣末なこと。全体に大きく影響を与えるような大事なことは、本当にほんの一部だけ。
一度、自分が大事だと思っていることを書き出してみるといいかもしれません。その中で、本当に大事なものと、実は大事でもなんでもないものを分けて、大事でないものについては一気に捨て去るべきなのです。
ぼくにとって大事なものは、健康な体と精神、恋人を含めた家族と大事な友人、仕事の4つ程度のものです。なので、あんまり気が合わない友人とダラダラ飲んだりすることもしないし、豪勢な食事や家、車を買うために金を使いまくるようなこともしません。
ここの見極めがついていないと、「友達に嫌われたくない・・・><」「成功とは豪華な家に住むことなんだ!」等々のバイアスに囚われてしまい、本当に大事なものをなくしてしまうことになるのではないかと考えています。
世間一般で言われているハイステータスな生き方がクローズアップされすぎだな、と個人的には思います。みんながみんな高学歴で高収入になれるわけではないし、それが幸せに直結しない人もいる。直結する人もいますけどね。
何を幸せとするかは本当に人それぞれなので、あんまり他の人の言うことに耳を貸しすぎないほうがいいと思います。自由に好きなようにやればいい。ただ、「ラクだから」という理由で逃げると後で苦労しますけど。
エッセンシャル思考その3:「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
多くのコンサルタントが激推しする本の一つ、「イシューからはじめよ」にも通じるポイントですね。
なんでもかんでもやろうとして時間と体力を消耗するのは愚の骨頂であり、本当に大事なポイントだけに絞ってリソースを投入する。そういうクセをつけるべきだというのがここでの主張になります。
ぼくはかなり要領が悪いほうで、「それが本当に大事なのか?」と自らに問うことなく、とりあえず目先の仕事から片付けていってしまおうとする悪癖があります。その結果、本当にやらなければいけない大事な仕事に手がつかず、今やらなくてもいいような仕事ばかりやってしまったり・・・。
忙しいとは思いますが、そんな中でもいったん立ち止まって、「本当にやるべきことはなんだろうか?」と問い続けてみることが必要です。
「タスク管理」レベルで留まっていて重要度で重み付けをしない人のことを考えてみると一番わかりやすいかもしれませんね。頑張ってタスクを洗い出してそれをこなしていこうとするのですが、なんか遅いしポイントもはずしている。その原因は、どのタスクについても並列に捉えてしまい、どこを集中的にやれば最大のリターンがあるか考えきれていないことです。その結果、一生懸命やっているのになんかいまひとつな感じになってしまう。
せっかく同じだけのリソースを投入するんだったら、本当に重要なポイントに絞って最大の結果をGETしたいものです。
3つのポイントで本質を捉える
さて、ここまで三つ紹介してきました。
- 「やらなくては」ではなく「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
- 「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
これらのポイントを頭に叩き込み、自分でやるべきことを選択し、大事なものを選び、集中的にリソースを投下していくクセをつけていきましょう。