「骨太の方針」に沖縄振興策を 知事が官房長官に要請

「骨太の方針」に沖縄振興策を 知事が官房長官に要請
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菅官房長官は沖縄県の翁長知事と会談し、翁長知事から経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」に子どもの貧困対策など沖縄振興の具体策を盛り込むよう要請を受けたのに対し、沖縄県と連携して実現を図っていく考えを示しました。
政府と沖縄県は、アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る裁判での和解を受けて、和解条項に基づき協議を行っていますが、計画の推進を目指す政府と計画中止を求める沖縄県との立場の違いは埋まっていません。
こうしたなか沖縄県の翁長知事は総理大臣官邸を訪れ、菅官房長官と会談しました。
会談で翁長知事は、深刻な状況にある沖縄県の子どもの貧困対策などの沖縄振興策や、去年返還された西普天間住宅地区の跡地に国際的な医療拠点を整備する構想の推進などを、政府が今月にも取りまとめる経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」に盛り込み、国の重要政策に位置づけるよう求める要請書を手渡しました。
これに対して菅官房長官は「趣旨には同意するので、みんなで力を合わせて頑張っていきましょう」と述べました。