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アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と- 作者:一星

第三章 里での生活

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二話 馬車

 今日は朝から昼まで昨日買った物や、今まで幾らでも入るからと言って何も考えずに、マジックバッグに入れていた物を整理してみた。マジックバッグの中に入れば整理も何も勝手にリストを作ってソートしてくれるので、やる事は本当は無いのだが、ちゃんと手に取って確認してみると中々楽しくなってやり始めてしまったのだ。

 流石に森から抜ける途中で狩った亜人の死体等は取り出さなかったが、これが入ってると思うと早めに処分をしたくなってきた。
 死体と言えばもう一つ、最高にデカいキマイラの死体もあるのだが、これの処分は何時になったら出来るのかと心配になってきた。

 そんな整理もひと段落つかせ、昼飯を食べた後に今日もコリーンちゃんの家に行って服を作ってもらう事にした。昨日キャスが冒険者ギルドから報奨金をもらってきたので、それを俺が半分受け取ってある。その金額は金貨五枚、日本円で大体五十万円だろう。
 この世界の金の相場がいまいち分からないが、命を懸けるにしては安い気がしたのでキャスに聞いてみた所、森の深部に入らない依頼なら一回でこの金額は結構な物だと言う。

 まあそうか、本来は森のもっと手前で解決させる仕事何だもんな。他の冒険者は途中で帰ったりしてたらしいし、そう考えると中々の金額か。
 そうすると、増々コリーンちゃんの事が気になっちまう。未来のナイスバディーを育てる為にも、良い物食べて貰わないといけないからね。

 コリーンちゃんの店に着き扉を開けると、フラニーがサイズ直しに来たのかと勘違いして、直すから服を脱げと俺の服を脱がしに来た。
 俺は服を脱がされると言う事に、久々の様な新しい様な思いを抱きながら、されるがままにしていたが、新しい服を買いに来た旨を伝えるとフラニーは、はぁ? と言う顔をして俺から脱がした服を持ったまま困った顔でこう言った。

「ゼン君、新しいお洋服は安くないのよ?」

 一着数万程度の服なのだが確かに安くは無い。だが、この店で大金を使うにはそれ以外方法が無いのだ。直接渡してもどうせ受け取らないだろうからね。
 俺は隠しても面倒くさいので金貨五枚を取り出して、この金を全部使う事を伝えるとフラニーは更に困った顔をしてうーんと唸っている。

「カーラさんの分とキャス姉の分もお願いします。お世話になるのでそれ位したいんです」

 それっぽい言い訳をすると少し納得した見たいだが、まだ足りないらしい。
 他の理由ねえ……少し生意気だけどこんなのは如何だろう。

「僕は将来偉くなる予定なので、今から良い服が欲しいのです。どこに行っても恥ずかしくない服を一着作ってください」

 子供が背伸びしてる感じがして最高だ。この言葉を聞いたフラニーは目を見開いて驚いてるが、何故かうんうんと言いながらこう言った。

「確かにゼン君ならそうなるかもね。分かったわ受けさせてもらうわ」

 俺もこんなガキが自分の力で、皆が恐れる森から抜けてきたらそう思うわ。実際は中身おっさんだし、神様から加護貰ってるしで、かなりずるしてるんだけどな。

 そんなやり取りもあり、俺の普段着を二着と少し上等な服を一着、そしてキャスとカーラさんに一着ずつプレゼントする服を作ってもらう事にした。流石この村の裁縫店と言うべきか、二人の体のサイズはばっちり把握済みだった。好みまで知ってるのはプレゼントを上げる方としてはでかいな。服だけでは金を使いきれないので、後は手に入ればでお願いした物もあるのだが、これはフラニーも簡単には手に入らないらしいので、材料の布を購入がてらに可能なら仕入れてもらう事にした。
 ちゃんと普通の儲けが出る様、念を押して置く事も忘れず店から出た。全部が出来上がるのは一か月以上は掛かるらしいので出来上がったら全部まとめてもらう事にしておいた。

 笑顔のフラニーに見送られて今日も森へと出向く。数時間で鳥とウサギを数匹狩り村まで戻ってきた。まだ陽は高いので今日の最後の予定である鍛冶屋へと足を運ぶ。
 村の中心からは少し離れた場所にあるその建物からは、煙が立ち上り何かを叩く音がして来る。ゲームなんかでよく聞いてた音だし、ダンジョン内では散々自分で上げていた音なので、直ぐに何の音か分かった。
 鍛冶屋にたどり着く前に、マジックバッグに入れて置いた鳥を取り出し手に持って店に入る。

「こんにちはー」

 俺が挨拶をしながら中に入ると、そこには椅子に座って鍋を叩く五十過ぎの親父が居た。鍛冶屋のバート、昨日キャスから聞いたこの町唯一の鍛冶屋の親父だ。

「見たことねえ坊主だな。何か用か?」

 邪険に扱うでもなく普通に接してくれる。髭もじゃの怖い顔してるけど案外優しいのか?

「鍛冶場を見学したいんですが良いですか? これ取ってきた鳥です、食べてください」
「うむ、悪いな。おい母さん、鳥貰ったぞ捌いといてくれ」

 ふはは、贈り物をされたら嫌とは言えねえだろ。俺の完璧な作戦が功を奏したようだな。

「で、坊主。いったい何が見たいんだ?」
「初めて見るので全部見たいです。僕は気にせずに作業してください」

 そういうとバートさんは分かったと一言だけ言い作業を再開した。
 バートさんが金床に押し当てた鍋をハンマーで叩いてく。既に最終段階なのか、手に持っている鍋は殆ど完成に近い形をしていた。軽く叩いているように見えるが、結構な力が入っているのを感じ、それを数度繰り返すと若干の凹凸があった場所が、滑らかな形に姿を変えていく。
 その力加減や精密さを見ると、明らかにスキルの恩恵を受けている事が分かる。

 見る限りまだ俺には出来そうもない技術を、使ってる所を見るとスキルのレベルは最低三以上ありそうだ。
 そんな事を考えながら今いる作業場を見回してみると、一番目を引くものはやはり炉だ。レンガを組み合わせて作られた炉の中に燃えて輝く光が見える。レンガは炉の上にも伸びていて、そのまま煙突として機能しているみたいだ。炉の近くにある椅子の横には何かの棒があり、その形状を見る限り、それを引けばふいごの機能を果たすのではないだろうか。
 どう見ても俺が知っている鍛冶屋の炉で、ダンジョンの中で使っていた物とは全く違っていた。

「魔力炉って使わないんですか?」
「あぁ? おとぎ話の鍛冶屋じゃねえんだ。そんな物ある訳ないだろ」

 なるほど、あれってそういうレベルの設備だったのか。マジックバッグに入らなかっったのも納得だな。そうでなくとも、ホテルの備付ドライヤーとか持ってったらそりゃ怒られるもんな。

 その後バートさんの鍋作りは完成したらしく。鍋をぐるぐる回して細かなチェックをしているみたいだ。チェックが終わった鍋を俺に渡して「見てみるか」なんて言ってくる。
 手に取った鍋は俺が作った物の倍は品質が良い気がする。同じような物を作っても、スキルのレベルによっては出来が違う事が分かってくる。

 バートさんは今日の仕事は終わりらしいのだが、鳥一匹貰ってこれだけで終わるのも何だと言って、まだ俺の相手をしてくれるようだ。顔に似合わず良いおっさんである。
 俺は一から武器を作る様子が見たかったので、マジックバッグに手を突っ込み中から鉄のインゴットを取り出して、これでナイフを作ってくれと工賃を聞きながらお願いしてみた。

「坊主はマジックバッグの使い方がなってねえな。そういうのはな、でかい鞄から出す様にするんだ」

 鋭いおっさんだ、見事にばれている。
 俺から鉄のインゴットを受け取ったバートさんは、唸りながら手にしたインゴットを眺めている。何か問題でもあるんだろうか?

「久しぶりに見たがこれはダンジョン産の鉄だろ、混じり物が少なすぎる」
「見てわかる物なんですか?」
「俺は二十年以上この仕事をしてるんだぞ。この程度の事なら見ればわかるわい」

 おぉ、なんという職人的発言、かっこいい。

「坊主はどうやってこれを手に入れたんだ? まさか掘ったわけじゃあるまい」
「親が残してくれてたんですよ。ダンジョン産って事は他の鉱石は普通に掘れるんですよね?」
「そりゃ当たり前だろ。普通の鉄や銅といったら鉱山を掘って得る物だからな。ダンジョン産の鉱石は、混じり物が少なく希少なんだが、魔物が出やがるから掘るのが難しくて貴重品なんだぞ」

 なるほど、この世界も地球と同じ様に、資源として掘ってるんだな。ダンジョンの鉱石は、特殊な例だと考えて良いんだろう。

 ナイフの工賃は銀貨三枚でやってくれるらしいので、それを了承すると鉄のインゴットを炉に入れて温め始めた。ふいごを使い炉の温度を上げていくと、鉄のインゴットが赤く輝き始める。そこから更に温度を上げると鉄のインゴットが柔らかくなっていくのが分かる。
 その状態になるとバートさんが鍛冶スキルを使って必要な分の鉄をインゴットの塊から、手に持つ平ハシに移していく。
 鍛冶スキルによる形の成形が行われて、次はハンマーによる細かな調整に入った。

 この作業を見る限り、俺がやっていた鍛冶と同じことをしている事が分かる。ただ、レベル差からか精度や速度は俺の上を行っている事が分かった。
 程なくして出来上がったナイフに、木製の柄を取り付け皮の鞘に収めたら完成した。柄や鞘は作り置きをして居たのだろうが、作業場の奥から持ってきたものが一発で収まっていた。職人すさまじい。

 手に取って眺めてみると、凹凸無く作られた小さなナイフはとても美しく、俺が作った物や森の中で亜人達が持っていた物と比べても違いが分かる。子供の手でも楽に収まる程に小さいのと材料持込みなので、この値段なんだろうが、この品質で剣を一本作ってもらったら相当な金額を取られそうだ。
 ふと俺の鑑定は品質まで分かる様になった事を思い出して、鑑定をしてみる。

 名称‥【ショートナイフ】
 素材‥【鉄】
 等級‥【高品質ハイクォリティー

 前に俺の作った武器を鑑定した時は大体が標準ノーマルで、一割が高品質ハイクォリティー二割が低品質プアだったので、これを一発で作り上げたバートさんの腕は確かなんだろう。

 バートさん自体も納得がいく出来らしく、純度が高いインゴットはやはり違うと笑っている。余ったインゴットは使って下さいと言って見た所、俺の頭をごっつい手で思いっきり撫でてくれた。

 その後は、上機嫌になったバートさんに、鍛冶に関する話を陽が落ちるまで聞き続け家に戻った。帰る時にはバートさんは又いつでも来いと言ってくれたので、今度またお邪魔してみようかと思う。



 今日は遂に俺も冒険者登録をすべく、冒険者ギルドへと向かう事になった。だが、登録をするには少し面倒だが、近くの街まで行かなくてはならない。
 この村にも冒険者ギルドは有るのだが、ここにあるのは出張所の様な物で、亜人討伐などの常時行われている仕事以外は、主に地元の依頼を受ける場になっていて、登録などはこの村ではできないらしい。
 なので、この村から馬車で一日の場所にある、この領の領主が住むと言うイヴリンと言う街まで行かなくてはならないのだ。

 馬車は数日に一度のペースで各村を通りながら、街まで運行しているらしく、今日がその馬車が来る日なのだ。キャスに冒険者の話は聞いていたので、この町の初日から登録をしたかったのだが、この事情があったので今日まで待っていたのだった。

 街まで行くのにはキャスに同行してもらう。彼女は大金が入ったので当分休むとか言っていたので、ダラダラしているキャスを見て呆れていたカーラさんの命令もあって連れ出す事にした。
 街に行くならばギルド登録以外にもしたい事があるので、俺の隠れ蓑になってくれるキャスは、誘拐してでも連れて行くつもりだったんだけどね。
 ポッポちゃんは生憎、今回はお留守番をしてもらう。傷自体は癒えているが、まだ安静にしてもらいたいからだ。歩けるまでには回復してるとは言え、羽を無くした事をどう見ても気にしている。少しの間は放って置こうと思ったのだ。
 カーラさんには俺が出したパンを大量に渡してあるので、食べ物に困る事は無いだろう。

 キャスも金が出来たからか、街まで行くなら買い物をしたいと思ったらしくウキウキなご様子だ。家を出る時なんて俺の手を引っ張って、村の外に止めてあった馬車まで連れてかれた。
 馬車の御者は知り合いらしく、手を引く俺の姿を見てキャスに子供居たのか何て言っている。
 キャスはそれに「まだ私は十八だ。こんな大きな子供なんて居ない!」と、ぶち切れていた。この村に来てからの会話でキャスの年齢は分かったのだが、俺はずっと二十歳位だろうと思っていたので、それより下だったのは意外だった。

 馬車の御者に銀貨四枚を支払い乗り込んだ。日本円にしたら4千円、結構なお値段だ。
 この馬車には俺とキャス以外にも、この村の冒険者ギルドの受付をしている三十歳位の女性も乗り込んでいる。その他にも他の村から乗っている物売りや護衛など数人が乗り込んでいた。
 皆に軽く挨拶をして席に座る。そう言えばこんな馬車に乗るのは初めてだ。馬車の形を思い出すと、自分がまるで某有名RPGの一員になった気がしてきて、ちょっとテンションが上がった。

 暫くして待ち時間が過ぎたのか馬車は出発した。道中はこの村以外にも数か所の村を回ってから街に行くらしく、景色を見る以外何もすることが無い。
 最初の数時間は楽しく話をしていたのだが、流石にそんな長時間みんな話し続けるのは辛くて今は静かに休憩タイムと言う感じだ。

 この馬車には護衛が二人乗っているが、話を聞いてみると普段はあまり仕事は無いらしい。偶に亜人や獣の襲撃が有るらしいが、普段から数を減らされているので大した事も無いらしく、大抵は追い払えると言う。年に数度は強盗などの被害もあるらしいが、街に近づけばそれだけ道中の治安は良くなるらしいので、さほど心配するなと言われた。

 護衛の一人の兄ちゃんが何故子供の俺が街に行くのか気になったらしく尋ねてきた。俺が冒険者ギルドに登録しに行くと教えると、小さいのに偉いなと褒めてくれる。
 俺の隣に座って居た村のギルド職員の女性が、暇だからとギルドの説明をしてくれると言う、どの道登録時に聞く話らしいので、今聞いておけば話を通して向こうで免除してくれるとの事だ。
 俺もやる事も無いので是非にとお願いした。
 ちなみに俺のもう片方に座っているキャスは、かなり前から俺の頭に寄りかかって寝ている。柔らかい物も当たるし別にいいんだけどさ……。

 話し始めたギルドの話は、先ずギルドの設立の話から始まった。本当にこの話をギルド登録する奴にするのか謎だが黙って聞いておこう。

 ギルドの始まりは今は無き亡国の、元はハンターギルド、狩人が主に情報交換や狩った動物の取引などを行っていた組織らしい。森に入る彼らは当然亜人と戦う事もあり、亜人の討伐には国からの謝礼が出る事から、国からの指示でハンターギルドでも亜人討伐の報酬を与えるようになったらしい。
 その後、狩人だけでは無く亜人を主に狩る、所謂冒険者も多く所属する事になり、いつの間にか立場は逆転して、今の冒険者ギルドになって行ったという話だ。
 冒険者ギルドは国全体に広がり、所属地域からの様々な仕事も請け負う様になり今の形になったと言う。

 その冒険者ギルドの運営方法を各国が取り入れて、今いるこの国であるシーレット国でも運営が行われている。冒険者ギルドとは国が運営する組織であり、常時行われている亜人討伐などは軍の手が回らない場所に対する委託業務なのだと言う。
 また、各町村の住人が依頼をする事も出来る身近な存在でもあると言う。
 その為に俺みたいな子供でも出来る仕事は少なからずあり、子供が登録する事は決して珍しくないらしい。

 ギルドに登録したメンバーは、始めはブロンズクラスからスタートして、依頼の達成内容や達成数に応じてランクが上がっていく。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤと五段階のクラスがあり、受注できる仕事は自分の所属するランク以下の物だけで、ブロンズクラスがいきなりシルバーやゴールドの仕事は受けられないらしい。
 仕事は失敗してもペナルティーは無いが、失敗を繰り返せばギルドから除名処分を受ける。また、ギルドに対して不利益を与えた場合も同じく除名処分の対象になる。
 除名をされると二度とギルドには所属出来なくなるので、冒険者として生きてはいけなくなる。

 最後にギルドメンバーは世界共通で使えるギルドカードを貰えると言う話を聞いた。
 この事に少し疑問を持った俺は、何故世界中で使えるのか尋ねてみると、この世界のシステムが少しわかってくる事になった。

 話を聞くと今から行く街はシティーコアを使用して街の運営をしているらしく、その機能の一つにギルドメンバーの登録を行う機能があるのだと言う。
 各ギルドに配置されているシティーコアから生み出されたクリスタルを使用すると、どうやら全世界共通のデータベースの様な物にアクセスできるらしく、登録者の情報などはそこで管理するらしい。
 なので、どの場所で更新や登録をしても全世界で使えるのだと言う。
 俺はそんなものがあったら、幾らでも悪用できるんじゃないかと訊ねると、それは絶対にないと言われた。何故ならこのシステムは神が用意してくれたものであり、悪意を持ってそれをすれば必ず神の怒りを受けるとの事だ。
 実際にこの女性もその現場を見たらしく、貴族同士の争いで敵対する貴族に懇意にしていた冒険者の情報を悪意のある変更をした所、それをした職員並びに指示を出した貴族に神の怒りが降り注ぎ、その身を消し炭に変えられたとの事だ。

 話を聞くだけでもおっかない。少しのミスをしたら死ぬんじゃないかと尋ねると、その時は百パーセント気付くらしく直ぐに直せば問題ないらしい。偶に疲れてミスをしたまま居眠りをした場合には、空から拳骨が飛んで来るとか無いとかそんな感じで、神様はそこまで厳しくないとの事だ。
 ポイントは悪意を持って行うかどうかなのだろう。そう考えると強固なセキュリティーシステムに頭が下がるが、それと同時にこの世界の神様は人々の世界に介入する度合いが大きいのだと理解できる。
 まあ俺に対しても相当な事をしてくれてるし、基本的には優しい神様たちなんだと思う。

 ここまで話してギルド職員の女性は、「出来る仕事だけやっとけば、その内ランクも上がるよ」と言いギルドの説明は終わったのだった。

 ギルド以外の話も聞けて、また一つこの世界の事が分かり、中々に為になった。
 この話の間もずっと俺に寄りかかって寝ていた、キャスの口から垂れそうな涎を雑貨屋で買った手拭いで拭いてやり、その様子を羨ましそうに見ていた護衛の兄ちゃんに拭いた手拭いをあげて、俺も一眠りする事にした。
+注意+
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