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アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と- 作者:一星

第三章 里での生活

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一話 俺の文明度

 本当に何日ぶりだろうか、ベッドと言う文明の利器を使って寝る事が出来たのは。今までは屋根は付いてはいたが、地面は硬い土か木の板に毛皮を敷くぐらいだった。だが、このベッドでは藁の上にシーツを敷きその上に寝れるのだ。柔らかさが段違いで目覚めがとても良い。

 体を起こして息を吸い込み体を伸ばす。俺のベッドの隣にある棚の上に置いておいたポッポちゃんが入った籠の中を見て、既に起きているポッポちゃんに挨拶をした。
 部屋から出ると既にキャスの母親であるカーラさんは起きているみたいで、台所から何かを作る音が聞こえる。

「カーラさん、おはようございます」
「あらおはよう、早いのねまだ寝てても良いのよ」
「もう目が覚めちゃいましたから。何か手伝う事ありますか?」
「それじゃあ、昨日教えた井戸で水を汲んできてちょうだい」

 そう言ってカーラさんは俺に木製のバケツを手渡してきた。井戸は昨日俺の寝室となった物置部屋の掃除をする時に、教えられていたので場所は分かっている。
 だが、俺は寝ている時も肌身離さず持っているマジックバッグにまだ大量の水が入っていた事を思い出し、この事を何時までもカーラさんに隠しておいても仕方が無いと判断して、受け取ったバケツの中にマジックバッグから水を満たした。

「あんたえらい物もってるのねぇ。それ他の人に見せたらアカンからね?」
「カーラさんだから見せたんですよ。キャス姉も知ってますからね」

 俺がそう返すとカーラさんはアラアラと言いながら、水の入ったバケツを受け取り料理を再開した。少しぐらい水を疑ってもいいんじゃないかと思ったのだが、その様子は全くない。井戸の水と同じ位透明度が高かったからだろうか?

 その後も朝飯の手伝いをしていると、キャスが起きだしてきた。
 寝起きの格好は素晴らしく魅力的なのだが、俺と言う存在が居るのに嫁入り前の娘としては如何なのかと思ってしまう。

「キャス! あんたなんて恰好してるんだい。ゼンが居るんだよ!」
「何言ってるのよ母さん、ゼン君まだ子供じゃない」

 まあそう言うのは分かってたよ。しかし、俺の心は超反応している。薄い布に包まれた上半身に正直釘づけだ。
 だが、俺も元おっさんとして色々経験してきている。キャスお姉ちゃんの恰好が何が悪いの? 何て顔するのは余裕なんだぜ?

 そんなこんなで食事を始め、今回も俺提供のパンは好評で今後はこれを出していく事になった。

 もしかしたら俺、この袋だけ持ってればこの世界でやっていけるんじゃないか……?

 コストが掛からないパン屋とか楽そうで良いが、これだけ売る商売はとてもつまらなそうだと思い、それは最終手段にでもしようと結論を出した。

 朝食の片づけも終わり、今日からこの家を拠点として生活する上で、色々用意する物を集める為に村を見て回る事にした。

「行ってきます!」
「気を付けるのよ」

 俺の出かける挨拶に、カーラさんからの何気ない一言が帰ってくる事に心が温かくなる。ドアを開けたら見えた雲一つない太陽の暖かい日差しが、子供の頃の夏休みを思い出させ、居てもいられなくなった俺は家から飛び出すように出て行った。

 村の中心部へと向かう為に走り続けていると、これから仕事なのか家から出た村の男が俺に気付き朝の挨拶をして来る。俺も挨拶を返すと笑いながら転ぶなよと手を振ってくれた。
 その後も会う人全てと挨拶を交わす。だれも不審がらずにしているが、村長が説明でもしたのだろうか? その中でも子供達は俺を見ると、誰だアイツみたいな顔をしていたのは印象に残った。
 知らない同年代に近い奴が居たらそりゃ警戒するか。

 数分走れば直ぐに村の中心街にたどり着く。この村はそれほど大きくも無く、村を一周しても十分あれば回れるんじゃないだろうか。当然、強化された俺の脚力だから言える事でもある。

 村の中心部には商店が集まっていて、まだ空いてない所も多いが、定食屋みたいな店は開いているみたいだ。朝飯はもう食べたのだが、俺は肉が食べたい育ち盛りなので少し覗いてみると、中には冒険者風の男や女が朝食を取っている姿が見える。

 店を覗きこんでいると俺に気付いた女性の店員が声を掛けてくる。

「お腹すいてるの? 朝は大銅貨四枚で食べれるけどお金ある?」

 大銅貨四枚だと大体四百円位か、妥当な所だな。

「お肉食べたいんですけど出ますか?」
「ごめんなさいね、お肉は昼か夜になっちゃうの」

 肉が出ないなら用は無い。礼を言って立ち去ると店員の女性がこんな事を言ってるのが聞こえてきた。

「あの格好だと、やっぱ肉しか食べないのかしら?」

 確かに俺は未だに毛皮を体に巻きつける恰好しかしていない。だがそれも今日解決するのだ。後日ここに来てあの店員に肉以外を食う所を見せてやろう。

 村の中心部にある開けた場所に移動して、適当に座れる大きさの岩を探して腰を掛け、店が開くまで町の様子を見る事にした。
 この中心部には数件の店がある事は話に聞いている。食堂に雑貨屋、食糧店に居酒屋、そして冒険者ギルドだ。
 その他にも中心部以外には、鍛冶屋や裁縫店等の店もあり一通りの物は揃うとの事だが、小さい村だけあって鍛冶屋は武器を作るより農具の手入れや鍋作りなど日常品を作る事が多いらしく、裁縫店なども新しい服を売るよりかは、古くなった服を直したり着れなくなった服から新しい服を作るなど、地域密着型の営業をしている様だ。

 キャス曰く何でもやるから腕は良いとの事だが、その話を聞いて俺は本当に田舎だなと少し呆れてしまった。
 本格的な物が欲しいならば、この村から馬車で一日で着く場所にある街に出るしかないらしい。日本では都会暮らしだった俺には、かなり面倒に感じる環境だと思い知った。

 広間を眺めボーっとしていると、俺の目的だった雑貨屋が開き始めた。キャスの話からこの村で揃えられるものは大してない事は分かっているが、生活用品はここでも手に入る。
 店の扉にオープンの看板を出したおばちゃんの後に続いて店に入る。子供の俺にビックリしたのか、格好にびっくりしたのか分からないが、おばちゃんは俺に話しかけてくる。

「あんたお客さんかい?」
「はい、色々買いに来ました」
「ならいいけど……」

 まあ俺もこんな見知らぬガキが朝から来たら。警戒の一つはするよ。

 そう思いながらも店に入り、店内を物色していく。この世界の文明レベル的に物の質は低いのだが、数々の雑貨に目を奪われる。俺は欲しいと思った物を手当たり次第に手に取り、店のカウンターに乗せていく。

「坊やお金は大丈夫なの?」

 積まれた品物を見ておばちゃんが、心配そうにしているが当然だろう。俺はマジックバッグから大銀貨を一枚取り出しカウンターに置いておく。
 おばちゃんは現金を持っている事が分かり安心したのか、俺が置いた商品の計算を始めた様だ。更に店内を物色して欲しい物を積み上げ会計を頼んだ。

「これじゃあ少しお金が足りないねえ」

 そう言われたので俺は更に大銀貨を一枚取り出しおばちゃんに差し出す。

「あっ、これ入れる袋ください。大きい奴何袋かありますか?」

 そう俺が言うとおばちゃんは店の奥から、俺でもすっぽり入りそうな大きな袋を数袋持ってきて会計に含めてくれた。枚数の確認なんてしないアバウトさが素敵です。

「銀貨四枚と大銅貨二枚のお返しだね。これ全部持てるのかい?」

 そう言われたので、大きい袋に詰められた品物を担ぎジャンプをしてみせると、大丈夫だと判断したのか、おばちゃんも笑顔で答えてくれた。

 俺はおまけにくれたリンゴをかじりながら一度家へと戻って、この家で使うもの以外はマジックバッグに収納して又外に出た。鍵と言う概念がこの家には無いみたいで、中から閉じる事は出来るが外からの施錠は行わないみたいだ。田舎の家なら日本でも鍵をしない事もあっただろうから同じ様なものなんだろう。

 次の行先はコリーンちゃんの家だ。コリーンちゃんの母親であるフラニーは、家事の傍ら裁縫店もしていると昨日の食事時に聞いていたので、俺は服を作ってもらう為に伺う事を昨日の内に約束していた。

「こんにちわー」

 程なくしてたどり着いたコリーンちゃんの家は、木とレンガで作られたこの村の平均的な家だった。挨拶をして中に入ると、フラニーが出て来て俺を迎えてくれる。

「コリーン! お兄ちゃん来たわよ」

 フラニーが家の中に声を掛けると、コリーンちゃんが姿を現し走って俺に突っ込んでくる。俺はそれを受け止めて抱きかかえてあげると、コリーンちゃんはご満悦の様だ。

「服数着と下着も数枚欲しいのですが、どの位かかります?」
「そうねー、古着を直した物ならばサイズを合わせれば、直ぐ渡せるのがあるけど、新品だと日数は掛かるし、高いからお勧めしないわ。下着は作り置きがあるから直ぐに渡せるわ」

 おぉ、下着が履ける何て俺の文明レベルが飛躍的に伸びるぞ。

「なら、下着を五枚に古着の奴を三着ください。後二着は新品で作ってください」
「……新品だと結構しちゃうけど大丈夫? ゼン君だし値引きはするけど」

 コリーンちゃんの救出には村の皆からもお金を出してもらったらしいが、それでも負担は大きいだろう。今日の夜にでもキャスから報酬の半分をもらう予定だが、俺はその金を全部この店で使う気でいる。俺にとっては棚ぼたなんだし、コリーンちゃんがそれで食事が減るとか想像したら悲しみしかないからね。
 そう言えば実際いくらもらえるか分からないから、新品はまた明日来た時に頼むか。

「じゃあ今日は古着の物と下着をください」
「分かったわ、サイズ測るからちょっと待っててね」

 俺の体のサイズを取り紙に書いている。先程の雑貨屋でも見たが、この世界の文字も翻訳されていて問題なく理解できる。頭の中にこの世界の文字を浮かべる事も出来るので書く事も問題ないだろう。
 書かれた数字を見る限りこの世界はメートル法だと分かった。

 サイズの計測後、フラニーが店の奥から下着を一枚持ってきて俺に履かせようとしたが、流石にそれは恥ずかしいので自分で履いた。
 自分で履いたのだが、少し経って考えたら履かせてもらっても良かったのではないかと思って来た。少し勿体ない事をしたかもしれない。

 久しぶりの下着はトランクスタイプで紐を締めれば、やさしく俺の股間を守ってくれた。
 その後、古着のサイズ調整をしてくれる間に、服の金額分をカウンターに置いておき、コリーンちゃんと遊んで待っていた。

 雑貨屋でも使ったこの金は、コリーンちゃんを誘拐した犯人が持っていた金で、俺が亡骸からガメておいた物だ。
 今回の買い物で残りは大銀貨五枚と少しなので、日本円だと大体5万程度だろう。
 残り五万は少し心もとないが、売れば金になるだろう物は結構持っているのでそれ程気にしていない。問題はどう売るかだけなんだよね。
 そんな事を考えながらコリーンちゃんの相手をしていると、いつの間にか時間が経っており、フラニーが洋服を持って店の奥から出てきた。
 はい、と言って渡されたその服は、一着は子供サイズなのだがもう二着は大人サイズの服だった。話を聞くと子供用の服なんて高級すぎて普通は無いらしい。貴族や一部の金持ちが作るぐらいで、普通は親の古着を子供が着るのが普通なのだと。
 コリーンちゃんの服も少し大きい位な所を見ると、裁縫屋の子供でもぴったりサイズの服は無いのだろう。
 今回は俺にだからと、とっておきを出してくれたようで、何だか悪い気がしたが明日には新品の服を作ってもらう予定だし、有難く頂いておいた。

 カウンターに置かれていた代金を受け取っていたフラニーに、今日の夜にでも食べてくれとパンを幾つか渡し、コリーンちゃんを一撫でして又家に一度戻る。
 家に戻った俺は早速子供サイズの服を着て見る事にした。
 その服はどこかのお坊ちゃんが着る様な感じで、見事に俺の体にフィットしていた。

 ふはは、俺の文明度が凄まじく上がっていくのを感じるぞ!

 残りの買った下着と服はベットの上に放って、ポッポちゃんに昼飯分のパンを一つ与えてからまた家から出ていく。

 次にやる事はこの村の付近の探索だ。探索と言っても村の北側に俺が居た森があり、それ以外の周辺には畑があるだけなので、行く場所は森の中なのだが、別に亜人を狩ったりする気は無い。
 俺の目的は森の中にいる動物を狩ってくる事だ。

 キャスの家庭は親父さんが数年前に亡くなっていて、そこまで貧しい訳では無いが豊かでも無く、中級の底辺という感じらしい。
 ただそれも村の中での話らしいので、たぶんこの世界の平均だと結構下なんだろう。
 よってあの家庭では、肉はキャスが取ってこない限り余り出ないらしい。
 キャスに任せるよりは自分で取ってくる方が確実なので、今から森に入って動物を狩ってこようと思っているのだ。飽食の日本に育った俺には毎日豆と野菜だけの食事は死ねと言っている様なもんだ。

 家から出て程なくすると村の門が目に入る。獣や亜人対策に作られた村を囲う木製の外壁の、西と東に作られた門は日中は門番が立ちその扉は開かれている。

「坊主どこに行くんだ? ん……どこの子だ?」

 門番のおっさんが笑顔で俺に行き場所を尋ねて来るが、俺の顔を見て見知らぬ子供に不信感を感じている様だ。

「昨日この村に来ました。キャス姉の所にお世話になってます」
「あー、あの子供か。獣みたいな恰好してるって聞いてたけど、綺麗な服着てるじゃねえか」

 そうだろ? どこから見ても良い所のお坊ちゃんだ。

「そこの森まで行ってきます。奥まで入らないから大丈夫です」
「子供が森に行くのか? あそこは亜人もいるし子供じゃ危ない獣もいるんだぞ。遊びに行くなら他にしなさい」

 まあ普通はこうなるよな、普通に心配してくれるこのおっさんの気持ちは嬉しいが何とかしたいな。

「ゴブリン位なら倒せるので大丈夫です。本当に奥までは行きませんから」
「そうは言ってもなあ、どうやって坊主がゴブリンを倒すんだ? まさか素手でやるとは言わないよな」

 槍ぐらい担いで来ればよかったか、こうなったら見せるしかねえか。

 俺はマジックバッグに手を突っ込み、中から青銅のナイフを取り出し村の外壁に向かって投擲した。
 門番のおっさんは俺のいきなりの行動に驚いていたが、壁に刺さったナイフを見て納得したようだ。

「ほ~、投擲術なんて珍しいスキル持ってるんだな。人のスキルに文句言うのも何だが、金掛かってしょうがないぞ、そのスキルは」

 俺の投擲術を見たヘイストンも昨日言っていたが、このスキルは結構珍しいらしい。何故なら武器を使い捨てにする何て勿体ない事を普通しないからだ。回収すれば問題ないが毎回それが出来るとは限らない。さらに、投擲術を運用するには大量の武器を持つ事になる。
 普通ならば剣一本、槍一本を持ち保険としてナイフなどを持つのだが、投擲術を運用するならばある程度の大きさの武器を複数持たなくてならない、ナイフ程度ではオーガを始め俺が戦ったキマイラなどは狩る事が出来ないからだ。
 なので、投擲術は余り使う者は居なく特に新人冒険者からは不人気のスキルと言える。上級冒険者になると稼ぎによってはマジックバッグが手に入るので、武器の運搬の問題が無くなるのだが、それでも使い捨てにするほど武器は安くもなく、尚且つその時にはもう自分の方向性が決まってしまっているので、態々苦労して一から取得する事も無い為に、珍しいスキルと言えるのだろう。
 俺はその全てをクリア出来るので、問題なく使えているのだと昨日初めて知ったのだった。

 門番のおっちゃんには大丈夫ですと、一言だけ言い門の外に出る。
 門から出たその先は一面の畑と草原に囲まれていて、ポツポツと高い木が生えているのが見えるが、見渡す限りの大草原と言う感じだ。
 村から延びる真っ直ぐな道を進み、北側を見れば俺が出てきた森が見える。その向こうには森から出てくる際にずっと俺の背にあった山脈が見えている。こう見ると案外距離が無さそうな気がして来るのが不思議だ。

 森へと続く道を進み、程なくすると森の入り口へと差し掛かった。この道は森の中まで続いている様で、普段から人がこの森に入っているのだと分かる。
 俺は探知を展開しながらこの道を進み、動物の気配を探し続けた。
 入って間もなくすると二羽の鳥の気配を感じたので、気配を殺しながらそちらへ向かうと、何度か見た事があるホーホー鳴く小型の七面鳥みたいな鳥が地面を突いていた。
 隠密のスキルで気配を消しているので、全く気付かれずに近づける。ゆっくり歩きながらナイフを取り出し鳥に目掛けて投擲した。
 俺も慣れた物で一撃で鳥の首を飛ばし、近寄って足を持ち血抜きをしていく。驚いた一羽が逃げてしまったが、次は違う肉を取るつもりなので良しとした。
 数時間森の中で探索を行い、食べられるキノコや果物何かを取りながら、鳥三羽とイノシシ一頭を仕留めた所で今回の狩は終了する事にした。

 門まで戻ってくると、狩った動物を木の棒に吊るして帰ってきた俺の姿に、門番のおっさんは唖然という顔をしていたが、そのまま一言挨拶をして通らせてもらった。

 家までの道中、道行く人の物凄い視線を感じるが何を話しかけて来る訳でもないので、そのまま素通りして家まで戻る。
 家に戻るとカーラさんは仕事から戻ってきていたみたいで、俺の部屋からポッポちゃんを連れて来てくれたのか、リビングで水を上げてくれている所だった。
 ただいまと言う俺に笑顔でおかえりと答えてくれたが、俺が背負っている物を見ると、あらまあと驚いているのかそうじゃないのか、良く分からない顔をしている。
 既に血抜きはしているが、解体はしていないのでそれを教わりながら、今日食べる料理の話を聞いているとキャスも帰ってきたみたいだ。

 台所に転がる肉を見て、久しぶりに母親の肉料理が食えると喜び、俺に抱き着いてきた。抱き着いた俺の格好が変わっている事に気付いたのか、眺める様に俺を見ると「いいじゃなぁ~い、可愛いわ」と俺の頭を撫でている。
 まあ、悪い気はしないので甘んじて撫でさせてやろう。

 捌いた肉の一部は俺のマジックバッグに保存しておき、後は好きにしてくれと渡しておく。これで数日は肉が出るだろう。そして食いきれない分は、近所におすそ分けでもするだろうから、おすそ分けの連鎖で、他の物が食える可能性も増えると言うもんだ。

 今日は久々のちゃんとした肉料理を満喫して大満足の日だった。正直言えば、調味料が無さ過ぎて物足りないのだが、贅沢は言えない。美味い飯を作ってくれたカーラさんに感謝だ。

 夕飯を食べながらキャスとカーラさんに色々と相談して明日の予定も大体決まったので、今日はそろそろ寝る事にしよう。

 おやすみなさい。
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