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【桜井紀雄が見る劇場型半島】
なぜ韓国のトイレには便座横にごみ箱があるのか? 外国人に「不衛生」と言われ、撤去の動きも…
これに先立ち、ソウルの地下鉄の一部を運営するソウル都市鉄道公社では、14年から段階的にごみ箱を撤去してきた。「日本などの公衆トイレでは悪臭がなく、床にごみが散乱していないことに着目した」(公社顧客満足処長)のがきっかけだったという。
試験導入時には、女性利用者の約8割が「快適になった」と答えた。水に流すようになると、ごみ箱のトイレットペーパーを別途、回収する手間が省け、従業員らの満足度も上昇したという。
「絶対詰まらない」それでも続く“悪習”
韓国でも「トイレのごみ箱」撤去支持派は、多数派のようだが、なぜにこんな“悪習”が放置されてきたのか-。
背景には、「トイレットペーパーを便器に流すと詰まる」という根深い“迷信”があるというのだ。
記者も韓国で、「海外に比べて水圧が弱く、紙を多めに流すと詰まる」という説明を聞いたことがある。このため、おっかなびっくりに、紙を流していた経験もある。
朝鮮日報は最近、この迷信を「科学的」に論破する記事を掲載した。専門家は「トイレットペーパーのせいで便器が詰まるというのは絶対にあり得ない」と断言。そもそも、水への耐性を高めたティッシュペーパーやハンドタオルと違って、トイレットペーパーは、すぐに水に溶けるという韓国の国家技術基準をクリアしたものだという。
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