ルービック・キューブ、31TB分のmicroSDカードを保管できる諜報ツールとしても使えます
これなら絶対バレない。
オリバー・ストーン監督による映画「スノーデン」の最新予告編はご覧になりましたか。予告編ではジョゼフ・ゴードン=レヴィット扮するエドワード・スノーデンがNSAの建物からmicroSDカードをルービック・キューブの中に隠して持ちだしているのが映っています。見ていてほぇ〜となるクレバーなトリックですが、人気ユーチューバーのAntVenomさんがこれについて検証しています。
検証といっても、「本当に隠すことが出来るのか?」が問題ではないんです。
何枚隠せるのだ?が問題なんですっ!
というのも、映画の方法で実際にmicroSDカードを隠すことができるのは、もう他のウェブ上の記事によって実証されています。
映画では真ん中のタイルのフタの部分を取り外してそこに隠しており、検証した記事では「この形式のルービック・キューブが販売されたのは2013年なので映画のこの部分はハリウッドによる脚色だろう」と結論づけているんです。
それを読んだAntVenomさんは「パーツ自体を取り外せばもっと隠せるはず」と思いついたんですね。そこで一体何枚隠すことができるのか検証したようです。
実はルービック・キューブ、少し力を加えるといくつかパーツ自体を取り外すことができるんです。そして、その中にはたくさんの空洞があるんですね。この方法であれば2013年以降のルービック・キューブでなくてもmicroSDカードを収納できるとのこと。
「ということでmicroSDカード買って来ました! いやーこれパッケージ開けるのが大変だよ...」とAntVenomさん。では何枚詰め込むことができたのでしょうか...。ルービック・キューブが正常に動かせることを見せた後、パーツからmicroSDカードを取り出して並べます。
その数、なんと13枚!
パーツが中心とくっついていないこのような部分は、全部で12個あるそうです。容量200GBのmicroSDカードで計算してみると...
12個×13枚×200GB=31.2TBとなります。
ルービック・キューブにはこれだけのデータを隠して持ち歩けるんですね、しかも遊び道具としてもちゃんと使えて全く動作に影響を与えない(さすがに多少は重くなるんでしょうか...?)のでまずバレないわけです。
皆さんももし、30TB超のデータを誰にも怪しまれずに持ち歩く必要が出てきたらお試し下さい。
Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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